子供の歯並びのために3歳までにするべき習慣5選

親であれば誰しも自分の子供の歯並びはきれいであって欲しいのではないでしょうか。では結局何をすればよいのか?

3歳の子供を持つ歯医者が伝える、きれいな歯並びを手に入れるための習慣5選をお伝えします!

こどもが3歳までの時期は、子供の口腔の健康と発達において非常に重要な段階です。この時期に適切なケアを行うことで、将来の歯並びの問題を予防し、健康な口腔環境を育むことが可能となります。

1. 早期からの口腔ケア

乳歯の生え始め: 生後6ヶ月頃から乳歯が生え始めるため、この時期から歯磨きを始めましょう。最初はガーゼや柔らかい歯ブラシを使用し、優しく歯と歯茎を拭いて清潔に保ちます。この時は無理に行うというより、慣れてもらうことが大切です。お口の中に器具を入れさせてもらえる環境をこの時から整えていきましょう。

フッ素の利用: 歯科医師指導のもと、適切なフッ素配合の歯磨き粉を使用することで、虫歯の予防につながります。時期によって適切なフッ素配合の歯磨き粉の量が異なるため、必ずかかりつけ歯科医院にて意見を仰ぎましょう。  

2. 歯並びに影響を及ぼす悪い習慣の防止

  1. 指しゃぶりやおしゃぶりの使用: 長期間の指しゃぶりやおしゃぶりの使用は、上顎の形状に影響を及ぼし、歯並びに悪影響を与える可能性があります。2歳を目安に徐々にやめさせるようにしましょう。
  2. 長時間のボトル飲み: 寝る前のミルクボトルは、虫歯の原因となるだけでなく、歯並びにも悪影響を及ぼすことがあります。1歳を目安に徐々にコップ飲みへの移行を始めましょう。
  3. 口の周りの筋肉と姿勢:口呼吸であったり姿勢が悪かったりすると歯を位置づける筋肉や顎の位置が崩れます。早期からの改善トレーニングが必要です。  

3. しっかり噛む

固形食の導入: 生後6ヶ月頃から徐々に離乳食を始め、咀嚼を促す食材を取り入れることが大切です。咀嚼は顎の正常な発達を促し、歯並びに良い影響を与えます。

自分で食べさせる: 子供が自分で食べ物を掴んで食べる手づかみ食べを促すことで、口腔周囲の筋肉が鍛えられ、顎の発達を支援します。食べ物を手でも口でも感じることは食育にも繋がります。

4. 歯科医院での歯科定期健診

  • 初めての歯科診察: 乳歯が生え始めの生後6カ月から1歳を目安に、初めての歯科診察を受けましょう。この時期からの定期的な検診により、早期に問題を発見し、対処することができます。むし歯のチェックではなく、お母さん、お父さんに向けた小児における早期の口腔ケアの知識を得る勉強会だと思ってください。
  • 歯科医師との連携: 歯科医師は、子供の口腔の発達や歯並びに関する専門的なアドバイスを提供できます。気になることがあれば、積極的に相談しましょう。

5. 正しい食生活と口腔ケア習慣を学ぶ

正しい歯磨きの習慣: 子供が自分で歯ブラシを持ちたがったら、子供自身に歯磨きの習慣を身に付けさせることが大切です。親がモデルとなり、楽しく歯磨きの時間を共有しましょう。うまくいかなくてもけして否定せず、楽しく練習しましょう。開始目安時期はイヤイヤ期と重なるため、非常に根気がいります。

バランスの取れた食事: 砂糖の摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけることで、虫歯のリスクを減らし、健康な歯並びのための栄養を提供します。

まとめ

3歳までの子供の歯並びに関わる注意事項を守ることで、将来の健康な歯並びを育むことができます。早期から歯科医師のアドバイスをもらい、歯並びに悪影響を及ぼす習慣を除去しながら、正しい食生活と口腔ケア習慣に努めることが子供の口腔健康の基盤を築くことにつながります。親としては子供が健康な歯並びを維持できるよう、日々のケアと正しい知識の提供に努めることが求めらます。一緒に頑張りましょう!

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