乳歯が生える順番と時期は?何本生える・順番が違うときも解説

赤ちゃんの歯が生え始めて、「乳歯はどんな順番で生えてくるのだろう」「うちの子は順番が違うみたいだけど大丈夫かな」と気になっていませんか?
乳歯は生後6か月ごろに下の前歯から生え始め、2歳半ごろまでに全部で20本が生え揃っていくのが一般的です[1]。
生える時期や順番には大きな個人差があり、多少前後したとしても、心配のいらないことがほとんどです[1]。
この記事では、乳歯が生える順番や時期、本数や生える前のサイン、順番が違うときの見方や受診の目安までを、一般の方にもわかりやすく解説していきます。
乳歯が生える順番・時期の基本
赤ちゃんの口に小さな歯が見えると、うれしい反面、「これからどんなふうに生えていくのだろう」と気になるものですよね。
まずは、乳歯がいつごろ、どんな流れで生えていくのか、その基本を知っておくと安心です。
全体像をつかんでおくと、あとで一本ずつの順番を見ていくときにも理解しやすくなります。
ここでは、乳歯が生える時期と本数の基本から確認していきましょう。
生後6か月ごろに下の前歯から生え始める
赤ちゃんの乳歯は、多くの場合、生後6か月ごろから生え始めます[1]。
いちばん最初に生えてくるのは、下の前歯(乳中切歯)であることが一般的です[1]。
下の真ん中の歯が2本、ちょこんと顔を出すところから、乳歯の成長が始まっていきます。
ただし、生え始める時期には個人差が大きく、早い子では生後4〜5か月ごろ、ゆっくりな子では1歳近くになることもあります[1]。
生まれたときにはすでに、歯茎の中で歯が生える準備が進んでいるといわれています。
まずは、生後半年ごろに下の前歯から生え始めるのが一般的、と知っておくとよいでしょう。
2歳半ごろまでに全20本が生え揃う
生え始めた乳歯は、その後1本ずつ増えていき、2歳半ごろまでに全部で20本が生え揃うのが一般的です[1]。
生え揃う時期にも個人差があり、3歳ごろまでにゆっくり揃っていく子も少なくありません[1]。
前後半年ほどのずれは誤差の範囲とされているため、多少ゆっくりでも過度に心配する必要はありません[1]。
乳歯は、大人の歯である永久歯へと生え変わるまでのあいだ、食事や発音、あごの発達を支える大切な役割を担っています[1]。
「乳歯だからいずれ抜けるもの」と軽く考えず、大切に育てていきたい歯だといえます。
まずは、2歳半ごろまでに20本が揃っていくという流れを、大きな目安として知っておきましょう。
【一覧】乳歯が生える順番と時期の目安
ここからは、乳歯が生えてくる順番と、それぞれの時期の目安を、順を追って見ていきましょう。
乳歯は基本的に「前歯から奥歯へ」という流れで生えていきますが、途中で少し順番が前後することもあります[1]。
まずは全体の流れを、表で確認してみましょう。
| 生える順番 | 歯の名前 | 生える時期の目安 | 生え揃った本数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 下の前歯(乳中切歯) | 生後6〜7か月ごろ | 2本 |
| 2 | 上の前歯(乳中切歯) | 生後8〜11か月ごろ | 4本 |
| 3 | 前歯の隣(乳側切歯) | 生後9か月〜1歳ごろ | 8本 |
| 4 | 手前の奥歯(第一乳臼歯) | 1歳〜1歳半ごろ | 12本 |
| 5 | 犬歯(乳犬歯) | 1歳半〜2歳ごろ | 16本 |
| 6 | 一番奥の歯(第二乳臼歯) | 2歳〜2歳半ごろ | 20本 |
※時期はあくまで目安であり、個人差が大きいものです。前後半年ほどのずれは心配いらないことが多いとされています[1]。
この表を見ると、前歯から生え始めて、奥歯へと進んでいく流れがよくわかります。
それでは、それぞれの歯について、もう少しくわしく見ていきましょう。
①下の前歯(乳中切歯)
いちばん最初に生えてくるのが、下の前歯である乳中切歯です[1]。
生後6〜7か月ごろに、下の真ん中の歯が2本、生えてくるのが一般的です[1]。
この2本が、赤ちゃんにとって初めての歯になります。
小さな白い歯が下の歯茎から見え始めると、成長を実感できる瞬間でもありますね。
生える時期には個人差があるため、これより早くても遅くても、あわてる必要はありません。
まずはこの下の前歯2本から、乳歯の成長がスタートしていきます。
②上の前歯(乳中切歯)
下の前歯に続いて生えてくるのが、上の前歯である乳中切歯です[1]。
生後8〜11か月ごろに、上の真ん中の歯が2本生えてくることが多いとされています[1]。
これで、上下合わせて前歯が4本そろうことになります。
上の前歯が生えると、笑ったときの口元の印象もぐっと変わってきます。
この時期も、生える時期の前後には個人差があるため、目安として受け止めておくとよいでしょう。
下2本、上2本と、まずは前歯から順に生えていくのが基本的な流れです。
③前歯の隣(乳側切歯)
上下の前歯が4本そろったら、次に生えてくるのが、その隣にある乳側切歯です[1]。
生後9か月から1歳ごろにかけて、前歯の両隣の歯が上下で生えてきます[1]。
これがそろうと、上下合わせて前歯が8本になります[1]。
前歯が8本そろうと、口元がぐっとにぎやかになり、噛める範囲も少しずつ広がっていきます。
なお、この乳側切歯と上の前歯の生える順番は、赤ちゃんによって前後することもあります[1]。
前歯どうしの生える順序が多少入れ替わることは、大きな問題ではないことがほとんどです[1]。
④手前の奥歯(第一乳臼歯)
前歯が8本そろったあとに生えてくるのが、手前の奥歯である第一乳臼歯です[1]。
1歳から1歳半ごろにかけて、上下の奥歯が生えてくることが多いとされています[1]。
これがそろうと、乳歯は全部で12本になります[1]。
奥歯が生えてくると、食べ物をすりつぶして噛めるようになるため、離乳食から少しずつ普通の食事へと移行していく時期にもあたります[1]。
ここで少し意外に感じるかもしれませんが、犬歯よりも先に、この奥歯のほうが生えてくるのが一般的です。
前歯の次にすぐ犬歯ではなく、いったん奥歯が生えるという流れを知っておくと、順番に迷わずにすみます。
⑤犬歯(乳犬歯)
手前の奥歯が生えたあとに、前歯と奥歯のあいだをうめるように生えてくるのが、犬歯である乳犬歯です[1]。
1歳半から2歳ごろにかけて、上下の犬歯が生えてきます[1]。
これがそろうと、乳歯は全部で16本になります[1]。
犬歯が生えてくると、食べ物にかぶりついて引きちぎることができるようになり、食べられるものの幅がさらに広がっていきます[1]。
このように、犬歯は手前の奥歯よりもあとに生えてくるため、「前歯の隣が空いている」と感じる時期があっても、順番どおりのことが多いものです。
生える順番の流れとして、奥歯が先、犬歯があと、という点を覚えておくとよいでしょう。
⑥一番奥の歯(第二乳臼歯)
最後に生えてくるのが、一番奥にある第二乳臼歯です[1]。
2歳から2歳半ごろにかけて生えてきて、これがそろうと乳歯は全部で20本、すべて生え揃うことになります[1]。
一番奥の歯が生えることで、しっかりと噛んで食べる力が整っていきます[1]。
食べ物を噛む力は3歳ごろまでに育つとされているため、この時期によく噛んで食べる習慣をつけることが大切だといわれています[1]。
ここまでそろえば、乳歯の生え揃いはひと区切りとなります。
ただし、生え揃う時期にも個人差があるため、3歳ごろまでに20本そろえば心配のいらないことが多いとされています[1]。
乳歯は全部で何本?前歯・犬歯・奥歯の内訳
乳歯が全部で何本あるのか、あらためて整理しておくと、生え方を理解する助けになります。
乳歯は、すべて生え揃うと全部で20本になります[1]。
その内訳は、前歯にあたる乳前歯が8本、犬歯にあたる乳犬歯が4本、そして奥歯にあたる乳臼歯が8本です[1]。
大人の歯である永久歯は、親知らずを除いて28本あるため、それに比べると乳歯は少なめです[1]。
これは、子どものあごが大人よりも小さいため、その大きさに合った本数になっていると考えるとわかりやすいでしょう[1]。
乳歯は永久歯より本数が少ないぶん、一本一本が果たす役割も大きいといえます。
上下の前歯から犬歯、奥歯へと、左右対称に生えそろって20本になる、という全体像を知っておくと安心です。
なお、まれに生まれつき歯の数が少なかったり、2本の歯がくっついて生えてきたりすることで、本数が少なくなることもあります[1]。
3歳を過ぎても20本そろわない場合などは、念のため小児歯科で相談しておくと安心です[1]。
乳歯が生える前の前兆・サイン
赤ちゃんの歯が生えてくる少し前には、いくつかのサインが見られることがあります。
前兆を知っておくと、「もうすぐ歯が生えてくるのかな」と、赤ちゃんの様子を見守りやすくなります。
こうしたサインは、歯茎の中で歯が動いていることによって起こると考えられています。
ここでは、乳歯が生える前によく見られる前兆について整理していきます。
よだれが増える・歯ぐきがムズムズする
乳歯が生える前によく見られるのが、よだれが増えることです[1]。
歯が生えてくる時期になると、歯茎がムズムズとむずがゆくなり、それにともなってよだれの量が増えることがあります[1]。
よだれが増えると、口のまわりや首まわりがかぶれてしまうこともあります。
そんなときは、やわらかいタオルなどでこまめにやさしく拭き取り、肌を清潔に保ってあげるとよいでしょう[1]。
よだれが増えたからといって、必ずしもすぐに歯が生えるわけではありませんが、ひとつのサインとして知っておくと安心です。
歯茎のムズムズは、歯が生える準備が進んでいる合図でもあります。
機嫌が悪くなる・物を噛みたがる・微熱が出ることも
歯茎のムズムズによる不快感から、赤ちゃんの機嫌が悪くなることもあります[1]。
なんとなくぐずったり、いつもより泣きやすくなったりするのも、歯が生えてくる時期によく見られる様子です[1]。
また、ムズムズをまぎらわせようとして、手やおもちゃ、服などを口に入れて噛みたがることもあります[1]。
こうしたときは、赤ちゃん用の歯がためなど、噛んでも安全なものを用意してあげるとよいでしょう[1]。
さらに、赤ちゃんによっては、歯が生えるときの刺激で軽い微熱が出ることもあるとされています[1]。
ただし、高い熱が続くときや、ぐったりしているといったときは、歯の生え始めとは別の原因も考えられるため、その場合は小児科などに相談すると安心です。
乳歯の生える順番が違う・遅い・早いけど大丈夫?
「うちの子は歯が生える順番が違うみたい」「まわりの子より遅い(早い)けれど大丈夫かな」と、不安に感じる保護者の方はとても多いものです。
乳歯の生える順番や時期には大きな個人差があり、多くの場合は心配のいらないものです。
一方で、なかには念のため相談しておきたいケースもあります。
ここでは、順番や時期のずれをどう見ればよいかを整理していきます。
順番の入れ替わりは心配いらないことが多い
まず知っておきたいのは、乳歯の生える順番が多少入れ替わっても、心配いらないことが多いという点です[1]。
最初に生えるはずの前歯より先に、その隣の歯が生えてくることがあります[1]。
こうした前歯どうしの順番の入れ替わりは、歯の発育に影響が出ることはほとんどなく、そのまま見守っていて問題ないことが多いとされています[1]。
歯の生え方は、身長や体重と同じように、その子によってさまざまです[1]。
まわりの子と生える順番が違っても、あまり比べて不安になりすぎないことが大切です。
早かれ遅かれ、歯はきちんと生えてくることがほとんどなので、まずは落ち着いて見守りましょう[1]。
個人差の範囲(6〜7か月のずれ)
生える時期についても、大きな個人差があります[1]。
一般的に、乳歯が生える時期は6〜7か月ほどのずれであれば、まったく心配いらないとされています[1]。
つまり、まわりの子より少し早くても、少しゆっくりでも、その多くは個人差の範囲におさまるということです。
成長が早い子では生後4〜5か月ごろから生え始めることもあれば、1歳近くになってようやく生え始める子もいます[1]。
「平均より遅いから」と神経質になりすぎず、その子なりのペースを見守ってあげることが大切です[1]。
生える時期のちょっとしたずれは、成長の個性のひとつと受け止めておくとよいでしょう。
気になるとき・受診したほうがよいサイン
多くは心配いらないとはいえ、なかには念のため小児歯科で相談しておきたいケースもあります。
まず、一番奥の奥歯が前歯よりも極端に先に生えてくるなど、通常とは大きく異なる生え方をしている場合です[1]。
こうしたケースでは、念のため一度、歯科医院で見てもらうと安心です[1]。
また、1歳から1歳半ごろを過ぎても、歯が1本も生えてこない場合も、相談の目安とされています[1]。
さらに、3歳から4歳ごろになっても乳歯が20本そろわない場合は、生まれつき歯の数が少ない先天性欠如や、2本の歯がくっつく癒合歯などの可能性も考えられます[1]。
生まれたばかりのころ、あるいは生後まもなく歯が生えている場合も、口の中を傷つけることがあるため、気づいたら相談しておくとよいでしょう[1]。
こうしたサインがあるときは、自己判断で様子を見すぎず、小児歯科に相談することで、安心して見守っていけます。
乳歯が生えたら始めたいケア
赤ちゃんの歯が生えてきたら、その歯を守るためのケアも少しずつ始めていきたいものです。
乳歯は永久歯へと生え変わるまでのあいだ、食事やあごの発達を支える大切な歯です。
早めにケアの習慣をつけておくと、虫歯を防ぎ、健やかな歯の成長につながります。
ここでは、乳歯が生えたら始めたいケアについて整理していきます。
ガーゼから歯ブラシ・仕上げ磨きへ
最初の歯が生えてきたら、まずは歯みがきに少しずつ慣れていくことから始めましょう。
はじめのうちは、やわらかいガーゼやシリコン製の指サックなどで、歯と歯茎をやさしく拭いてあげるとよいとされています[1]。
赤ちゃんが口に触れられることに慣れてきたら、少しずつ乳児用の歯ブラシの感触にも慣れさせていきましょう[1]。
そして、赤ちゃんが自分でうまく磨けないうちは、保護者による仕上げ磨きがとても大切になります[1]。
とくに乳歯の奥歯は溝が深く、汚れがたまりやすいため、仕上げ磨きでていねいに汚れを落としてあげることが大切です[1]。
子どもの口は小さく、磨き方に迷うこともあるため、歯科医院で仕上げ磨きの方法を教えてもらうのもよい方法です[1]。
乳歯は虫歯になりやすい|定期検診と虫歯予防
乳歯のケアで、とくに気をつけたいのが虫歯の予防です。
乳歯は永久歯に比べてやわらかく、虫歯になりやすいうえに、進行するスピードも速いという特徴があります[1]。
「いずれ永久歯に生え変わるから、乳歯の虫歯は気にしなくてよい」と思われがちですが、じつはそうではありません[1]。
乳歯の虫歯が進むと、その下で育っている永久歯に影響が及んだり、歯並びが悪くなる原因になったりすることもあります[1]。
そのため、毎日の歯みがきに加えて、歯科医院での定期的な検診を受けておくことが大切です[1]。
定期検診では、虫歯のチェックだけでなく、歯の生え方などもあわせて見てもらえるため、気になることを相談する機会にもなります[1]。
乳歯は「永久歯の案内役」
乳歯には、じつは「永久歯の案内役」という大切な役割もあります[1]。
乳歯は、あとから生えてくる永久歯が、正しい位置に生えるための目印としての役割を果たしています[1]。
そのため、虫歯などで乳歯を早く失ってしまうと、永久歯が生える場所の目印がなくなり、歯並びが乱れる原因になることがあります[1]。
つまり、乳歯を健康に保つことは、そのあとの永久歯の歯並びを守ることにもつながっているのです。
「乳歯だから」と軽く考えず、一本一本を大切にケアしていくことが、将来の歯の健康につながります。
こうした役割を知っておくと、日々の歯みがきや定期検診の大切さも実感しやすくなります。
乳歯から永久歯への生え変わり
乳歯が生え揃ったあとは、やがて大人の歯である永久歯へと生え変わっていきます。
生え変わりの流れを知っておくと、その時期を落ち着いて見守ることができます。
乳歯から永久歯への生え変わりは、一般的に6歳ごろから始まります[1]。
最初に生え変わるのは、多くの場合、下の前歯です[1]。
ちょうどそのころ、一番奥の乳歯のさらに奥から、永久歯である「6歳臼歯(第一大臼歯)」が新しく生えてきます[1]。
この6歳臼歯は、乳歯が抜けたあとに生えてくるのではなく、あらたに生えてくる永久歯です[1]。
その後、前歯から奥歯へと順に生え変わりが進み、すべての乳歯が永久歯に生え変わるのは、おおむね12歳ごろとされています[1]。
生え変わりの時期にも個人差があり、順調に進んでいれば、多少前後しても心配のいらないことがほとんどです[1]。
ただし、生え変わりの時期に、乳歯がなかなか抜けない、永久歯が変な向きに生えてきたといった気になることがあれば、小児歯科で相談しておくと安心です[1]。
この時期は、乳歯と永久歯が混ざり合って磨きにくくなるため、引き続き仕上げ磨きや定期検診を続けていくことが大切です。
乳歯の生える順番に関するよくある質問
Q:乳歯はどこから生え始めますか?
乳歯は、多くの場合、生後6か月ごろに下の前歯(乳中切歯)から生え始めます[1]。
下の真ん中の歯が2本生えたあと、上の前歯へと続いていくのが一般的な流れです[1]。
生え始める時期には個人差が大きいため、多少早くても遅くても心配のいらないことがほとんどです[1]。
Q:乳歯は全部で何本ですか?
乳歯は、すべて生え揃うと全部で20本になります[1]。
内訳は、前歯にあたる乳前歯が8本、犬歯にあたる乳犬歯が4本、奥歯にあたる乳臼歯が8本です[1]。
2歳半から3歳ごろまでに20本そろっていくのが一般的です[1]。
Q:乳歯の生える順番が違っても大丈夫ですか?
前歯どうしの順番が入れ替わるなど、多少の順番の違いは心配いらないことが多いとされています[1]。
歯の生え方には大きな個人差があるため、まわりの子と比べて不安になりすぎないことが大切です[1]。
ただし、奥歯が前歯より極端に先に生えるなど、通常と大きく異なるときは、小児歯科で相談すると安心です[1]。
Q:乳歯がなかなか生えてこないときはどうすればいいですか?
生える時期には個人差があり、6〜7か月ほどのずれであれば心配いらないことが多いとされています[1]。
ただし、1歳から1歳半ごろを過ぎても1本も生えてこない場合は、念のため小児歯科で相談しておくと安心です[1]。
3歳から4歳ごろになっても20本そろわない場合も、一度相談しておくとよいでしょう[1]。
まとめ
乳歯は、生後6か月ごろに下の前歯から生え始め、2歳半ごろまでに全部で20本が生え揃うのが一般的です[1]。
生える順番は「前歯から奥歯へ」が基本で、下の前歯、上の前歯、前歯の隣、手前の奥歯、犬歯、一番奥の歯という流れで進みます[1]。
犬歯より先に手前の奥歯が生えるなど、順番には少し意外な流れもありますが、これが一般的な生え方です[1]。
歯が生える前には、よだれが増える、歯茎がムズムズする、機嫌が悪くなるといった前兆が見られることがあります[1]。
生える順番や時期には大きな個人差があり、多少の違いは心配いらないことがほとんどです[1]。
一方で、奥歯が極端に先に生える、一定の月齢を過ぎても生えてこないといったときは、小児歯科で相談すると安心です[1]。
乳歯は永久歯の案内役でもある大切な歯なので、仕上げ磨きや定期検診でケアを続けながら、その子なりの成長を見守っていきましょう。
参考文献
[1] 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯・口腔の健康(乳幼児の歯・口の健康に関する情報)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/
[2] 厚生労働省「乳幼児期の健康・母子保健(乳幼児健康診査・歯科健診に関する情報)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/index.html
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療や特定の医療機関を推奨するものではありません。
歯の生える時期や順番、生え変わりには個人差があります。
気になる症状や不安がある場合は、自己判断せず小児歯科などの医療機関にご相談ください。