2024/5/11
あなたのアレルギー、原因は口の中かも?金属アレルギーと銀歯の関係について
こんにちは。渋谷道玄坂の歯医者、アンデルト歯科・矯正歯科 渋谷 道玄坂通の歯科医師、若松怜子です。
あなたは原因不明の発疹や、アレルギー症状にお悩みではないですか?
もしかしたら、原因は口にはまっている金属類かもしれません。
今回は、銀歯などの金属による金属アレルギーの可能性が生じる原因と、それに対する対処法について説明します。
原因
- 金属成分への反応: 銀歯に使用される金属成分の中には、特に銀や銅、スズ、インジウムなどの金属が含まれています。これらの金属に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。
- 金属の漏出: 銀歯が加熱されたり摩耗したりすると、金属イオンが溶出し、周囲の組織に浸透する可能性があります。これがアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
- 口腔内の環境: 口腔内のpHや湿度、唾液の組成などの変化が、金属アレルギーの発生を促進することがあります。特に、口内環境の変化が金属の溶出や組織の感受性を増加させる可能性があります。
対処法
- アレルギーの診断: 銀歯による金属アレルギーの症状が現れた場合、歯科医師や皮膚科医に相談し、アレルギーの検査を受けることが重要です。アレルギーの原因を特定するために、皮膚テストや血液検査が行われる場合があります。
- 金属フリーの代替材料の検討: アレルギーが確認された場合、金属フリーの代替材料やセラミックスなどを検討することができます。これらの材料は金属アレルギーのリスクを軽減することができます。
- 既存の銀歯の除去: アレルギーの症状が重篤である場合、既存の銀歯を除去することが必要な場合があります。ただし、銀歯の除去には歯の構造への影響や歯への負担が伴うため、慎重に判断する必要があります。
- 歯科医師との相談: アレルギー症状がある場合、歯科医師との密な相談を行い、適切な治療プランを立てることが重要です。歯科医師は患者の症状や歯の状態を評価し、最適な治療法を提案します。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたに当てはまる状態はありましたか?
銀歯による金属アレルギーの可能性は稀ですが、発生する場合は患者の健康に影響を与える可能性があります。
したがって、アレルギーの症状が現れた場合は、早めに医師との相談を行い、適切な対処法を検討することが重要です。
アンデルトでは、金属アレルギーの方も、そうでない方も、材料の交換など行うことができますので、
ぜひ1度相談にいらしてくださいね。
歯科医院・カフェ・ジムの共同施設「アンデルト」。心身ともに健康になること(Wellness)を目的とした施設です。 口腔環境を整え、体に良いものを食べ、適切な運動を行う。個別の目標に合わせたアプローチとコンディショニングを通して、一人ひとりの「なりたい自分」へ。自分らしく前向きに、自信をつけるサポートを行います。