インプラントは何本まで?全部の歯・総入れ歯代わりに必要な本数 

「インプラントは何本まで入れられるの?」「歯を全部失っても、全部インプラントにできる?」と気になっていませんか?

インプラントに決まった本数の上限はなく、基本は失った歯の数だけ埋めますが、全部の歯を失った場合は、片顎4〜6本で全体を支える「オールオン4」などの方法もあります[1]。

実際に何本必要で何本まで可能かは、あごの骨の量や全身の状態、費用によって変わるため、目安を知ったうえで歯科と相談することが大切です。

この記事では、部分的な欠損で必要な本数、同時に埋められる本数、全部の歯を支える総インプラントやオールオン4の本数と費用、本数を決める条件までまとめているため、検討中の方はぜひ参考にしてください。

インプラントは何本まで入れられる?基本の考え方

インプラントに「ここまで」という決まった本数の上限は基本的にありません。

インプラントは何本まで入れられるのか、上限が気になる方は多いのではないでしょうか。

失った歯の数や、あごの骨の状態によって、必要な本数や入れられる本数が決まってきます。

1本だけ入れる方もいれば、すべての歯を失って全体を治す方もいて、本数は人によって大きく異なるものです。

ここからは、インプラントの本数についての基本的な考え方を、やさしく整理していきましょう。

明確な「上限」はなく、必要な本数を埋めるのが基本

インプラントの本数は、上限で決まるのではなく、失った歯を補うために必要な数で決まります。

インプラントは、1本の歯を失った場合から、すべての歯を失った場合まで、幅広く対応できる治療だからです。

何本まで入れられるかよりも、その方の口の状態に合わせて何本必要かを考えるのが基本になります。

歯を1本失った方なら1本、数本失った方ならその分というように、欠損の状態に応じて本数が変わってくるのです。

すべての歯を失った方でも、後で紹介する方法を使えば、少ない本数で全体を支えることもできるでしょう。

「何本まで」と上限を心配するより、自分に必要な本数を歯科で見極めてもらうことが大切です。

失った歯1本につきインプラント1本が原則

インプラントは、失った歯1本につき1本を埋めるのが基本の考え方です。

人工歯根を1本ずつあごの骨に埋め、その上に人工の歯を1本のせて機能させる仕組みになっています。

天然の歯と同じように、1本ごとに独立して支えることで、しっかり噛めるようになるのです。

歯を2本失えば2本、3本失えば3本というのが原則ですが、必ずしも失った数と同じ本数になるとは限りません。

骨の状態や噛み合わせによって、埋める位置や本数を調整することもあるでしょう。

まずは失った歯の数が本数の目安になると知っておくと、治療のイメージがつかみやすくなります。

連続して失った場合は本数を減らせることも(インプラントブリッジ)

歯が連続して抜けている場合は、失った数より少ない本数で治せることがあります。

両端にインプラントを埋め、その間を人工の歯でつなぐ「インプラントブリッジ」という方法があるためです。

橋のように渡すことで、すべての位置に埋めなくても、連続した歯を支えられます。

3本続けて失ったケースでも、両端の2本のインプラントで3本分の歯を支えられることがあるでしょう。

埋める本数が減れば、手術の負担や費用を抑えやすくなるという利点もあります。

連続した欠損では、必ずしも歯の数だけ埋めるとは限らないと知っておくと、選択肢が広がるでしょう。

インプラントは一度の手術で何本まで埋められる?

必要な本数を一度の手術でまとめて埋めることも、複数回に分けることもできます。

インプラントを何本も入れる場合、一度の手術で何本まで埋められるのか気になる方も多いでしょう。

治療の回数や体への負担に関わるため、まとめて埋められるかどうかは大切なポイントです。

どちらになるかは、本数やあごの骨の状態、体への負担を考えて決められるものです。

ここからは、一度に埋められる本数の考え方をみていきましょう。

同時に複数本・全顎も可能

インプラントは、一度の手術で複数本、場合によっては全顎をまとめて埋めることもできます。

手術は必要な部位にまとめて行えるため、本数が多くても一度で対応できるケースは少なくありません。

まとめて埋められれば、手術や通院の回数を減らし、治療期間を短くしやすくなります。

すべての歯を失った方でも、片顎分をまとめて手術し、その日のうちに仮歯を入れられる方法もあるでしょう。

ただし、本数が多いほど体への負担も大きくなるため、状態によっては分けて行うこともあります。

一度に何本埋めるかは、安全性と負担のバランスをみて、歯科医師と決めていくことが大切です。

上下同時に治療できる場合もある

すべての歯を失っている方などでは、上の歯と下の歯を同時に治療できる場合もあります。

上下をまとめて治すことで、通院や手術の回数を減らし、全体の治療期間を短くしやすくなるためです。

上下同時に手術を行い、その日のうちに仮歯まで入れられる方法もあり、早く噛める状態を目指せるでしょう。

一方で、上下を同時に行うと、手術後の腫れや痛みが上下に及び、体への負担が大きくなることもあります。

食事や生活への影響も考えて、あえて上下を分けて進めるほうがよいと判断されるケースも少なくありません。

上下同時にするかどうかは、体の状態や負担、希望を歯科医師と相談しながら決めていくと安心です。

全部の歯を失った場合は何本必要?

すべての歯を補う場合、1本ずつ埋める方法と、少ない本数で全体を支える方法とで、必要な本数が変わってきます。

「歯を全部失ったら、インプラントは何本必要になるの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

どちらを選ぶかによって、費用や体への負担、治療期間も大きく変わってくるものです。

本数の目安を知っておくと、自分に合った方法を考えるときの手がかりになるでしょう。

ここからは、全部の歯を失った場合の本数を、方法ごとに整理していきます。

1本ずつの総インプラントは片顎10本前後

すべての歯を1本ずつインプラントにする「総インプラント」では、片顎で10本前後が目安になります。

上下の歯はもともと片顎で14本前後あり、それぞれを個別に支えるには多くの本数が必要になるためです。

上下すべてを1本ずつ補うとなると、全体で8本から14本ほどのインプラントが必要とされています。

本数が増えるほど、手術の負担や費用も大きくなり、あごの骨にも十分な量が求められるでしょう。

しっかり本数を確保できれば、1本ずつ独立して支えられる安定感が得られるという利点もあります。

ただし本数が多い分、負担も大きくなりやすいため、次に紹介する方法と比べて検討することが大切です。

少ない本数で支える「オールオン4・オールオン6」

すべての歯を失った場合でも、片顎4〜6本のインプラントで全体を支える方法があります。

これは「オールオン4」「オールオン6」と呼ばれ、少ない本数で連結した人工の歯を支える仕組みだからです。

オールオン4は片顎に4本、オールオン6は片顎に6本を埋め、その上に一体型の人工歯を固定します。

1本ずつ埋める方法に比べて本数が少ないため、手術の負担や費用を抑えやすいのが特長といえるでしょう。

あごの骨がやせている場合でも、埋める位置を工夫することで対応できるケースもあります。

少ない本数で全体を支えられることから、総入れ歯に不満のある方の選択肢として知られています。

上顎だけ・下顎だけ(片顎)にする場合の本数

上か下のどちらかだけを治したい場合は、片顎あたりの本数を目安に考えます。

失った歯が上下どちらか一方に集中していれば、その顎だけを治療することもできるためです。

片顎を1本ずつ総インプラントにするなら10本前後、オールオン4なら4本が目安になるでしょう。

上の歯だけを固定式にしたい、下だけ安定させたいといった希望に合わせて選べるのも利点です。

ただし、噛み合わせは上下のバランスで決まるため、反対側の歯の状態も含めて判断する必要があります。

片顎だけにするか上下ともにするかは、口全体のバランスをみて歯科医師と相談すると安心でしょう。

総入れ歯・ブリッジとの本数の違い

全部の歯を失ったときの治療は、インプラントのほかに総入れ歯もあり、支え方が大きく異なります。

総入れ歯は歯ぐきにのせて支えるためインプラントは使わず、手術も必要としない方法です。

一方でインプラントは、あごの骨に埋めた人工歯根で支えるため、本数に応じてしっかり固定できます。

オールオン4のように少ない本数で固定する方法は、総入れ歯の外れやすさやずれが気になる方に向くでしょう。

歯を数本失った範囲であれば、本数を抑えられるインプラントブリッジという選択肢もあります。

何本のインプラントで支えるか、あるいは使わない方法にするかは、費用や希望をふまえて選ぶことが大切です。

オールオン4とは?少ない本数で全部の歯を支える仕組み

オールオン4は、すべての歯を失った方が、少ない本数のインプラントで全体を取り戻すための方法です。

「オールオン4」という言葉を初めて聞いて、どんな治療なのかイメージがわかない方も多いのではないでしょうか。

本数や費用、体への負担を抑えやすいことから、総入れ歯に代わる選択肢として広がってきました。

一方で、外科手術をともなう自費の治療のため、メリットだけでなく注意点も知っておくことが大切です。

ここからは、オールオン4の仕組みとメリット、後悔しないための注意点を順にみていきましょう。

オールオン4の仕組み(片顎4本で全体を支える)

オールオン4は、片顎にわずか4本のインプラントを埋め、その上に連結した人工の歯を固定する方法です。

4本を適切な角度と位置に配置することで、少ない本数でも全体をバランスよく支えられるためです。

前歯から奥歯までつながった一体型の人工歯を、4本のインプラントで橋のように支える構造になっています。

骨の量が比較的多い前側を活用するため、あごの骨がやせている方でも対応できるケースがあるでしょう。

手術当日に仮歯を入れられる方法もあり、早い段階で見た目や噛む機能を整えやすいのも特徴です。

少ない本数で全体を支えるという発想が、オールオン4の大きな特長といえます。

オールオン4のメリット

オールオン4のメリットは、少ない本数で全部の歯を固定式に取り戻せることです。

埋めるインプラントが片顎4本で済むため、1本ずつ埋める方法に比べて手術の負担や費用を抑えやすいためです。

総入れ歯のように取り外す必要がなく、ずれや外れを気にせずしっかり噛みやすくなるでしょう。

骨がやせていても骨移植を避けられる場合があり、体への負担を減らせることも少なくありません。

固定式で見た目も自然に整えやすく、会話や食事を楽しみやすくなるという声も聞かれます。

負担を抑えつつ全体を固定式にしたい方にとって、心強い選択肢といえるでしょう。

オールオン4のデメリット・後悔しないための注意点

オールオン4には多くの利点がある一方で、事前に知っておきたいデメリットもあります。

外科手術をともなう自費の治療であり、費用が高額になりやすく、体への負担もゼロではないためです。

歯科インプラント治療は公的医療保険が使えない自由診療で、総じて費用が高くなると案内されています[2]。

口の中の状態は人によって異なり、骨や全身の状態によっては、希望どおりに進められないこともあるでしょう。

治療後は定期的なメンテナンスが欠かせず、清掃を怠るとインプラント周囲の炎症などのトラブルにつながることもあります[3]。

後悔を避けるには、費用や手術のリスク、術後のケアまで含めて、歯科医師から十分に説明を受けて検討することが大切です。

インプラントの本数別の費用の目安

インプラントは基本的に自費のため、本数が増えるほど費用も大きくなりやすい傾向があります。

インプラントを検討するうえで、本数によって費用がどれくらい変わるのかは気になるところでしょう。

ここで紹介する金額はあくまで一般的な目安で、実際の費用は歯科や症例、素材によって幅が出ます。

おおよその相場を知っておくと、歯科で見積もりを聞くときの判断材料になるでしょう。

ここからは、1本あたりから全部の歯まで、費用の目安を整理していきます。

1本あたりの費用の目安

インプラントの費用は、1本あたりおおよそ30万円から40万円程度が目安とされています。

これは検査や手術、人工歯根、上部構造(人工の歯)までを含めた、一般的な範囲だからです。

使う人工歯根の種類や上部構造の素材、追加の処置によって、金額は上下することがあります。

骨が足りずに骨を補う処置が必要な場合は、その分の費用が追加されることもあるでしょう。

同じ1本でも歯科によって費用に幅があるため、内訳まで確認して比べることが役立ちます。

まずは1本あたりの目安を押さえておくと、複数本になったときの費用も見通しやすくなります。

全部の歯(総インプラント・オールオン4)の費用の目安

全部の歯をインプラントにする場合の費用は、選ぶ方法によって大きく変わります。

1本ずつ埋める総インプラントは本数が多く、オールオン4は本数が少ないため、費用にも差が出るからです。

全顎を1本ずつインプラントにする場合、素材や本数によっておおよそ数百万円から1,000万円近くになることもあります。

オールオン4は本数が少ない分、片顎あたりおおよそ200万円台から350万円前後が目安とされることが多いでしょう。

上下ともにオールオン4で治す場合は、合計で600万円前後になるケースも見られます。

いずれも幅の大きい目安のため、正確な金額は必ず歯科で見積もりを確認することが大切です。

保険は使える?費用を考えるときのポイント

インプラントは、原則として公的医療保険が使えない自由診療です。

歯科インプラント治療は今のところ保険適用外で、費用が全額自己負担になり、総じて高額になると案内されています[2]。

病気やけがで大きくあごを失ったなど、ごく限られたケースを除き、通常は自費で行うことになるでしょう。

費用を考えるときは、手術費だけでなく、検査や仮歯、術後のメンテナンス費用まで含めて見積もることが大切です。

分割払いや医療費控除を利用できる場合もあるため、支払い方法もあわせて歯科で確認しておくと安心です。

保険が使えない前提で、総額と支払い計画まで見通しておくことが、無理のない治療選びにつながります。

何本必要かを決める条件

インプラントが何本必要か、何本まで入れられるかは、いくつかの条件によって決まります。

同じように歯を失っていても、あごの骨や全身の状態によって、適した本数や方法は一人ひとり異なるものです。

条件を知っておくと、自分の場合はどうなりそうかを、歯科の説明を聞きながら理解しやすくなるでしょう。

無理のある本数で進めると、後のトラブルにつながることもあるため、条件の見極めはとても大切です。

ここからは、本数を決める主な条件を順にみていきましょう。

あごの骨の量・状態

本数を決めるうえで最も重要なのが、インプラントを支えるあごの骨の量と状態です。

人工歯根は骨に埋めて支えるため、骨の厚みや高さが十分でないと、そのままでは埋められないことがあるからです。

骨が足りない場合は、骨を補う処置を行ってから埋めたり、埋める位置や本数を調整したりすることもあるでしょう。

オールオン4のように、骨のある部分を選んで少ない本数で支える方法が向くケースもあります。

骨の状態は、CTなどの検査でくわしく調べたうえで、無理なく支えられる本数を見極めることが大切です。

まずは骨の状態を正確に把握することが、安全な本数を決める第一歩になります。

全身の健康状態・生活習慣

インプラントの本数や治療の可否は、あごの骨だけでなく、全身の健康状態にも左右されます。

外科手術をともなうため、持病や体調によっては、治療の進め方に配慮が必要になることがあるからです。

糖尿病などの持病がある方や喫煙の習慣がある方は、傷の治りや定着に影響が出やすいとされています。

こうした場合は、体の状態を整えてから治療を始めたり、本数や時期を調整したりすることもあるでしょう。

国民生活センターも、治療前に全身の状態を十分に確認することの大切さを呼びかけています[3]。

安全に治療を進めるためにも、持病や服薬、生活習慣は歯科医師に正確に伝えることが大切です。

費用や希望とのバランス

必要な本数は口の状態で決まりますが、最終的には費用や希望とのバランスも大きく関わります。

本数が増えるほど費用や体への負担も大きくなるため、どこまで求めるかを考える必要があるからです。

しっかり噛みたい、費用を抑えたい、手術の回数を減らしたいなど、優先したい点は人によって異なるでしょう。

同じ全部の歯を治す場合でも、総インプラントとオールオン4では本数も費用も変わってきます。

自分が何を最も大切にしたいかを整理しておくと、歯科医師と相談するときに方針を決めやすくなります。

口の状態と希望の両方をふまえて本数を選ぶことが、納得のいく治療につながるといえるでしょう。

インプラントの本数と治療を安全に進めるために

インプラントは、本数が多くなるほど、安全に治療を進める工夫がいっそう大切になります。

必要な本数を正しく見極め、術後もしっかり管理することが、長く快適に使ううえで欠かせません。

事前の検査から治療後のケアまでを丁寧に行うことで、トラブルを防ぎやすくなります。

安心して治療を受けるためにも、押さえておきたいポイントを知っておくとよいでしょう。

ここからは、本数を見極める検査と、治療後のメンテナンスについて整理していきます。

CTなどの検査で必要な本数を見極める

安全に治療を進めるには、CTなどの検査で骨や口の状態を正確に調べることが欠かせません。

必要な本数や埋める位置は、あごの骨の量や神経・血管の位置を立体的に確認して決めるためです。

見た目だけでは分からない骨の内部まで把握できると、無理のない本数と計画を立てやすくなります。

検査の結果によっては、骨を補う処置を加えたり、本数や方法を調整したりすることもあるでしょう。

事前の診断を丁寧に行う歯科ほど、一人ひとりに合った本数を提案しやすいといえます。

まずはしっかり検査を受け、その結果をもとに本数を決めてもらうことが、安全な治療の土台になります。

メンテナンスと定期検診の大切さ

インプラントは入れて終わりではなく、その後のメンテナンスが長もちのカギをにぎります。

清掃が行き届かないと、インプラントの周りに炎症が起こり、支えている骨が痩せることもあるためです。

本数が多いほど手入れする部分も増えるため、毎日のていねいな清掃がいっそう大切になるでしょう。

自分では磨きにくい部分は、歯科での定期的なクリーニングで補うと清潔を保ちやすくなります。

国民生活センターも、日頃の口腔清掃や定期検診の大切さを知らせることの重要性を指摘しています[3]。

毎日のケアと定期検診を続けることが、多くの本数のインプラントを長く保ついちばんの近道といえます。

インプラントの本数に関するよくある質問

Q:インプラントは何本まで入れられますか?

A:インプラントに決まった本数の上限は基本的になく、失った歯を補うために必要な数を埋めます。

1本だけの方から、すべての歯を治す方まで幅広く対応でき、あごの骨や全身の状態によって可能な本数が変わります。

自分の場合は何本まで入れられるかは、検査を受けたうえで歯科医師に判断してもらうと安心です。

Q:全部の歯をインプラントにするには何本必要ですか?

A:1本ずつ埋める総インプラントでは、全体で8本から14本ほどが必要とされています。

一方、少ない本数で支えるオールオン4なら片顎4本、オールオン6なら片顎6本が目安になります。

どちらが向くかは、骨の状態や費用、希望によって変わるため、歯科で相談して選ぶとよいでしょう。

Q:一度に何本まで埋められますか?

A:必要な本数を一度の手術でまとめて埋めることも、複数回に分けることもできます。

すべての歯を失った場合でも、片顎分をまとめて手術できる方法があり、体の状態によっては分けて行います。

本数が多いほど負担も大きくなるため、安全性とのバランスを歯科医師と相談して決めることが大切です。

Q:全部インプラントにするといくらかかりますか?

A:全部の歯を1本ずつインプラントにする場合、素材や本数によっておおよそ数百万円から1,000万円近くになることもあります。

本数を抑えるオールオン4なら、片顎あたり200万円台から350万円前後が目安とされることが多いです。

いずれも原則自費で幅の大きい目安のため、正確な費用は歯科で見積もりを確認しましょう[2]。

まとめ

インプラントに決まった本数の上限はなく、失った歯を補うために必要な数を埋めるのが基本です。

失った歯1本につき1本が原則ですが、連続した欠損ではインプラントブリッジで本数を減らせることもあります。

すべての歯を失った場合は、1本ずつの総インプラントで8〜14本ほど、オールオン4なら片顎4本が目安になります。

本数が多いほど費用や体への負担も増え、あごの骨や全身の状態によって適した本数は変わってきます。

費用は原則自費で幅があるため、検査を受けたうえで、見積もりや支払い計画まで確認することが大切です。

何を優先したいかを整理し、必要な本数と方法を歯科医師とよく相談して選んでみましょう。

治療に迷ったときは、一人で抱え込まず、信頼できる歯科で十分に説明を受けて検討してみてください。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。

治療に関しては必ず歯科医師にご相談ください。

※効果・効能・治療の経過には個人差がございます。

※お口の状態により、ご希望の治療を受けられない場合があります。

参考文献

[1] 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯・口腔の健康」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth

[2] 独立行政法人 国民生活センター「歯科インプラント治療で思わぬ被害」

https://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2012_57.html

[3] 独立行政法人 国民生活センター「あなたの歯科インプラントは大丈夫ですか-なくならない歯科インプラントにかかわる相談-」

https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20190314_1.html

[4] 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯の喪失の原因」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-04-002.html

[5] 佐賀市「歯周病の予防について」

https://www.city.saga.lg.jp/main/3930.html