インプラント治療で迷った際に読む記事

渋谷道玄坂の歯医者、アンデルト歯科・矯正歯科 渋谷 道玄坂通 院長の山本千博です。

みなさんの大切な歯が失われてしまったら、どうされますか?ブリッジ?入れ歯?インプラント? 自分には実際にどの治療があっているのかは自分の体であっても診断なくしてわからないと思います。今回は歯を失ってしまった際に第一選択とも言ってよい、インプラント治療について解説したいと思います。少しでもインプラント治療に対する不安や迷いがなくなり、良い治療を選択するきっかけになれたらうれしいです。

インプラント治療は、失われた歯を取り戻すための革新的な方法です。インプラントは、人工の歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付けることで、失った歯を補う治療法です。

インプラント治療の流れ

①初期評価と計画立案:まず、歯科医師が患者の口腔状態を評価し、治療計画を立案します。口腔内のX線撮影やCTスキャンなどの画像診断を行い、顎骨の状態やインプラントの埋入位置を決定します。

手術:手術の際には、まず歯科医師が顎骨に人工の歯根を埋め込みます。この手術は局所麻酔の下で行われ、痛みや不快感を最小限に抑えます。埋め込まれた人工の歯根は、顎骨と結合するための数ヶ月の癒合期間が必要です。

癒合期間:人工の歯根が顎骨と結合するまでの期間を癒合期間と呼びます。この間、顎骨にインプラントがしっかりと統合することで、インプラントが安定し、耐久性が向上します。

人工歯の取り付け:癒合期間が終了すると、人工の歯を取り付けるためのアバットメントがインプラントに取り付けられます。その後、人工の歯がアバットメントに固定され、治療が完了します。

インプラント治療のメリット

自然な見た目と感触:インプラントは、天然歯に最も近い見た目と感触を提供します。周囲の歯との調和が取れ、自然な笑顔を取り戻すことができます。

咬合力と機能性の向上:インプラントは、顎骨にしっかりと統合されるため、咬合力と噛む能力が向上します。食事や会話など、日常生活の機能を回復するのに役立ちます。

顎骨の維持:インプラントは、失われた歯の代わりに人工の歯根を提供するため、顎骨の吸収を防ぎ、顎の形を維持します。これにより、顎の形やフェイスラインが変わることを防ぐことができます。

耐久性と長期的な解決策:適切にメンテナンスされたインプラントは、他の歯科補綴物よりも耐久性が高く、長期的な解決策としての信頼性が高いです。

インプラント治療のデメリット

手術リスク:インプラント手術には一般的な手術のリスクが伴います。手術後の痛みや腫れ、出血などの合併症が発生する可能性があります。

癒合不全:顎骨との結合が不十分な場合、インプラントが安定しないことがあります。これにより、インプラントが失敗するリスクが高まります。インプラント自体が体に合わないといった方もごくごくまれにいらっしゃいます。

治療期間と費用:インプラント治療は時間がかかり、また費用が高額な場合があります。手術から人工歯の取り付けまでに数ヶ月かかることが一般的であり、また保険適用外の治療であるため、費用負担が大きいことがあります。

周囲組織への影響:インプラントの埋入により周囲の歯茎や顎骨が影響を受けることがあります。手術部位の炎症や感染、神経損傷などのリスクが存在します。

まとめ

インプラント治療は、失われた歯を補うための革新的な方法であり、多くの患者さんにとって重要な解決策となります。しかし、手術や治療期間、費用などのリスクや負担も存在します。患者さんは、歯科医師との十分な相談や検討を通じて、自身のニーズや状況に最適な治療法を選択することが重要です。よくインプラントに関して悪い噂を聞いたとのことで治療に踏み切れない方もいらっしゃいますが、その多くはメインテナンス不良であり、正しいメインテナンスを行えば最も長持ちの確率の高い処置ですし、そのメインテナンスもそう難しいものではありません。担当の歯科医師に相談し十分な説明を受けたうえで治療の決定をしましょう。

渋谷道玄坂の歯科医院であるアンデルト歯科・矯正歯科 渋谷 道玄坂通では、渋谷駅から徒歩5分以内と好立地であり、最新機器と経験豊富な専門家が患者さんの生活習慣リスクにあった治療のご提案を時間をかけて行います。ぜひご自身でベストだと思われる治療を選択してください。もちろん保険治療のお取り扱いもございます。インプラント治療の経験豊富な先生も在籍しておりますためお気軽にご相談ください。