ホワイトニングのおすすめは?目的別の選び方と種類・費用を解説

歯を白くしたいけれど、ホワイトニングは種類が多くてどれがおすすめか分からず迷っていませんか。
ホワイトニングには歯科医院で行う方法と自分で行う方法があり、目的や予算によっておすすめが変わります。
手軽さだけで選ぶと、思ったほど白さを感じられず後悔することもあるため、仕組みを知って選ぶことが大切です。
この記事では、ホワイトニングの種類と目的別のおすすめ、費用の目安や選ぶときの注意点までまとめていますので、自分に合う方法が見つかります。
ホワイトニングは大きく2種類|まず仕組みを知る
ホワイトニングは、大きく分けて歯科医院で行う方法と自分で行う方法の2種類があります。
どちらを選ぶかで、目指せる白さや費用、手軽さが大きく変わってきます。
違いを知らずに選ぶと、こんなはずではなかったと感じることもあります。
ここでは、まず2つの違いと、歯を白くする仕組みを整理していきます。
歯科医院で行う医療ホワイトニング
歯そのものを白くしたいなら、歯科医院で行う医療ホワイトニングが選択肢になります。
医療ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素という薬剤を使い、歯の内部の色素を分解して明るくできるためです[1]。
これらの薬剤は歯科医師による診査診断が必要とされ、歯科医院でのみ扱えるものと定められています[1]。
専門家の管理のもとで行うため、色ムラを抑えながら、歯本来の色以上の白さも目指せます。
薬剤の濃度や施術方法によって仕上がりに差が出るのも特徴です。
しっかり白くしたい場合は、まず歯科医院で相談してみると安心して進められます。
自分で行うセルフ・市販ホワイトニング
手軽に始めたいなら、自分で行うセルフや市販のホワイトニングが向いています。
サロンで自分の手で行うセルフホワイトニングや、市販の歯磨き粉・シートなどは、歯の表面の着色汚れ(ステイン)を落とすことを目的としているためです。
これらは過酸化物のような漂白作用のある薬剤を使えないため、歯本来の色に近づけることはできても、それ以上に白くするのは難しいとされています。
数百円の歯磨き粉から数千円のサロンまで、費用を抑えて取り入れやすいのが魅力です。
自分のペースで日常に組み込みやすい点も、続けやすさにつながります。
まずは気軽に試したい人にとって、入り口として選びやすい方法といえるでしょう。
セルフ・市販で白くできる範囲の限界
セルフや市販のホワイトニングで目指せるのは、歯本来の白さまでが基本です。
歯の内部を漂白できる過酸化物は、日本では濃度に制限があり、歯科医院でしか扱えないと定められているためです[2]。
市販品は過酸化水素の濃度が低く設計されており、表面の汚れを落とす働きが中心になります[2]。
そのため、加齢や体質による内側からの黄ばみには届きにくく、思ったより白くならないと感じる方もいるでしょう。
歯本来の色を超えた白さを求めるなら、歯科医院の医療ホワイトニングが必要になります。
どこまで白くしたいかを先に決めておくと、方法選びで後悔しにくくなります。
ホワイトニングの種類とそれぞれの特徴
ホワイトニングには、大きく分けて5つの方法があります。
歯科医院で行うオフィス・ホーム・デュアルと、自分で行うセルフ・ホワイトニング歯磨き粉です。
それぞれ白くなる仕組みや効果の出方、費用、手間が異なります。
ここでは、5つの種類の特徴を順番に見ていきましょう。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、短期間で白さを実感したい人に向いた方法です。
歯科医院で高濃度の薬剤を歯に塗り、専用の光を当てて薬剤の働きを高めるため、即効性が期待できるからです。
1回あたりの施術は30分から1時間半ほどで、数回の通院で目標の白さに近づける場合が多いとされています。
結婚式や就職活動など、予定に合わせて短期間で整えたい人に選ばれています。
一方で、白さが後戻りしやすい面もあり、定期的な追加が必要になることもあります。
まずスピードを重視したい人にとって、心強い選択肢といえるでしょう。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、白さを長く保ちたい人に向いた方法です。
歯科医院で作った自分専用のマウスピースに低濃度の薬剤を入れ、自宅で毎日一定時間装着してじっくり白くしていくためです。
低い濃度でゆっくり作用させるため、透明感のある自然な仕上がりになりやすく、後戻りしにくいといわれています。
効果を感じ始めるまでには2週間から1か月ほどかかり、続けることで白さが定着していきます。
一度マウスピースを作れば、薬剤を追加しながら自分のペースで続けられるのも利点です。
じっくり取り組んで白さを維持したい人に、おすすめしやすい方法です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、白さと持続の両方を求める人に向いた方法です。
オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性を組み合わせるため、単独よりも高い効果が期待できるからです。
歯科医院でまず一気に白くし、その後は自宅でのケアで白さを定着させていきます。
透明感のある仕上がりを目指しやすく、後戻りも抑えられるとされています。
費用と手間はかかりますが、しっかり白くして長く保ちたい人に選ばれています。
満足度の高い白さを求める人にとって、有力な選択肢になるでしょう。
セルフ(サロン・自宅)ホワイトニング
セルフホワイトニングは、費用を抑えて気軽に試したい人に向いた方法です。
サロンや自宅で自分の手で行い、歯の表面の着色汚れを落とすことで、本来の明るさに近づけるためです。
サロンでは資格を持つ人が施術するわけではなく、利用者自身が機器を操作する形が一般的で、契約トラブルの相談も報告されています[3]。
回数券や月額の契約を勧められることもあり、解約条件を含めて事前に確認しておくことが大切です[3]。
歯本来の色以上に白くするのは難しいため、目的を理解したうえで取り入れると納得しやすくなります。
手軽さを重視しつつ、期待する仕上がりとのズレを防ぐことがポイントです。
ホワイトニング歯磨き粉
ホワイトニング歯磨き粉は、毎日のケアで少しずつ整えたい人に向いた方法です。
日々の歯みがきに取り入れやすく、歯の表面についた着色汚れを落として、本来の白さに近づけることを目的としているためです。
飲食やタバコによる表面の着色には働きが期待できますが、内側からの黄ばみを漂白する作用は持ちません。
数百円から数千円で購入でき、続けやすい価格帯なのも取り入れやすい理由です。
すでにある着色を予防・ケアしたい人や、白さを保つ補助として使いたい人に適しています。
日常の習慣として、白さの維持を助けてくれる方法といえるでしょう。
目的別のおすすめの選び方
ホワイトニングは、目的によっておすすめの方法が変わります。
早く白くしたいのか、長く保ちたいのか、費用を抑えたいのかで、向いている方法が異なるためです。
自分の希望をはっきりさせておくと、迷わず選びやすくなります。
ここでは、目的別におすすめの選び方を整理していきます。
とにかく早く白くしたい人におすすめの方法
短期間で白くしたい人には、オフィスホワイトニングがおすすめです。
歯科医院で高濃度の薬剤と光を使うため、1回でも変化を感じやすく、即効性が期待できるからです。
大切な予定の前に間に合わせたい、まず白さを実感したい、といった希望に向いています。
ただし後戻りしやすい面があるため、白さを保ちたい場合はホームケアと組み合わせると安心です。
さらに確実に白くしたいなら、オフィスとホームを併用するデュアルホワイトニングも選択肢になります。
スピードを最優先するなら、歯科医院での施術から始めるのが近道といえるでしょう。
白さを長く保ちたい人におすすめの方法
白さを長く保ちたい人には、ホームホワイトニングがおすすめです。
低濃度の薬剤でゆっくり作用させるため、色が定着しやすく、後戻りしにくいといわれているからです。
自分専用のマウスピースを一度作れば、薬剤を追加しながら自分のペースで続けられます。
急いで白くするより、自然な白さを長く楽しみたい人に向いています。
即効性も両立させたい場合は、デュアルホワイトニングにすると満足度が高まりやすくなります。
じっくり白さを育てたい人にとって、続けやすく納得のいく方法といえるでしょう。
費用を抑えて手軽に試したい人におすすめの方法
まずは費用を抑えて試したい人には、セルフホワイトニングが向いています。
サロンや自宅で手軽に行え、数百円から数千円ほどと、始めやすい価格帯だからです。
ホワイトニングがどんなものか体験してみたい、いきなり歯科医院はハードルが高い、という人の入り口になります。
歯本来の色以上に白くするのは難しいため、期待する仕上がりを理解しておくことが大切です。
サロンを利用する際は、回数券や契約の条件を事前に確認しておくと安心です[3]。
手軽さを重視しつつ、目的に合った使い方をするのがポイントです。
毎日のケアで少しずつ整えたい人におすすめの方法
毎日のケアで少しずつ整えたい人には、ホワイトニング歯磨き粉がおすすめです。
日々の歯みがきに取り入れやすく、表面の着色汚れを落として本来の白さに近づけられるからです。
コーヒーやお茶による着色が気になる、白さを保つ習慣を取り入れたい、という人に向いています。
内側からの黄ばみを漂白する作用はないため、あくまで着色ケアや維持の補助として使うのが適切です。
歯科医院のホワイトニング後に、白さを保つ目的で併用するのも一つの方法です。
無理なく続けられる習慣として、日常に取り入れやすい方法といえるでしょう。
ホワイトニングの費用の目安
ホワイトニングを選ぶうえで、費用の目安を知っておくと計画が立てやすくなります。
方法によって金額の幅が大きく、初期費用と維持費用の考え方も変わってくるためです。
安さだけで選ぶと、白さや持続に満足できないこともあります。
ここでは、方法別の費用の目安と、比べるときのポイントを整理していきます。
医療ホワイトニングの費用相場
歯科医院で行う医療ホワイトニングは、方法によって費用が異なります。
自由診療のため医院ごとに料金が設定されており、使う薬剤や施術内容によって幅が出るためです。
一般的な目安として、オフィスホワイトニングは1回あたり1万5千円から5万円ほど、ホームホワイトニングは2万円から5万円ほど、両方を組み合わせるデュアルホワイトニングは4万円から12万円ほどとされています。
求める白さや回数によって総額は変わるため、事前に見積もりを確認しておくと安心です。
医院によってはクリーニング代が別にかかることもあります。
始める前に総額の目安を聞いておくと、あとから慌てずに済みます。
セルフ・市販の費用相場
セルフや市販のホワイトニングは、比較的リーズナブルに始められます。
過酸化物のような薬剤を使わず、手軽さを重視した価格設定になっているためです。
一般的な目安として、サロンでのセルフホワイトニングは1回3千円から5千円ほど、市販の歯磨き粉は数百円から数千円ほどが中心です。
初期費用が低いため、まず試してみたい人にとって取り入れやすい価格帯といえます。
ただしサロンでは回数券などで総額が大きくなることもあるため、契約内容の確認が欠かせません[3]。
手軽さと引き換えに目指せる白さには限りがある点も、あわせて理解しておきましょう。
費用は総額で比べるのがポイント
ホワイトニングの費用は、1回の金額ではなく総額で比べることが大切です。
白さを保つには追加のケアが必要で、続けるほどにかかる費用が積み重なっていくためです。
オフィスは初期費用がまとまってかかり、ホームは薬剤の追加費用が続き、セルフは通う回数が増えるほど負担が大きくなります。
一見安く見えても、繰り返すうちに歯科医院より高くつくこともあります。
どのくらいの期間・頻度で続けるかを想定し、トータルで考えると納得しやすくなります。
目先の安さだけでなく、維持費まで見て選ぶことが後悔を防ぐコツです。
ホワイトニング歯磨き粉のおすすめの選び方
ホワイトニング歯磨き粉は、選び方のポイントを押さえておくと期待とのズレを防ぎやすくなります。
同じ「ホワイトニング」とうたう商品でも、配合されている成分や研磨剤の量には差があり、歯質や体質との相性によって使い心地や向き不向きが変わってくるためです。
パッケージの印象だけで選んでしまうと、白さを感じられないまま使い続けたり、かえって歯を傷めてしまったりすることもあります。
ここでは、毎日使うものだからこそ確認しておきたい選び方のポイントを、成分・研磨剤・知覚過敏の3つの視点から整理していきます。
着色汚れを落とす成分で選ぶ
歯磨き粉を選ぶときは、着色汚れにどう働きかける成分が入っているかをまず確認しましょう。
ホワイトニング歯磨き粉が得意とするのは、コーヒーやお茶などで歯の表面についたステインを落とすことであり、その働きを担う成分が配合されているかで実感のしやすさが変わってくるためです。
具体的には、着色を浮かせて落とすポリリン酸ナトリウムや、歯の表面をなめらかに整えて汚れを付きにくくするハイドロキシアパタイトなどが、着色ケア向けの成分として知られています。
こうした成分が含まれているかを裏面の表示で確かめると、なんとなくではなく目的に合った一本を選べるようになり、白さを保ちたいという希望にも近づけます。
ただし、これらの成分でも歯の内側からの黄ばみまで漂白できるわけではないため、期待するのはあくまで表面の着色ケアだと理解しておくことが大切です。
目的と成分の働きを重ねて選ぶことで、使い始めてからの「思っていたのと違う」を防ぎやすくなるでしょう。
研磨剤の有無・低研磨で選ぶ
成分と並んで見ておきたいのが、研磨剤がどれくらい含まれているかという点です。
研磨剤は歯の表面をこすって着色を落とすのに役立つ一方で、量が多かったり粒子が粗かったりすると、毎日の使用でエナメル質を少しずつ削ってしまうおそれがあるためです。
表面が傷ついて細かい凹凸ができると、そこに汚れが入り込みやすくなり、かえって着色しやすい歯になってしまうという逆効果を招くこともあります。
そのため、毎日続けることを前提に考えるなら、「研磨剤なし」あるいは「低研磨」と表示された商品を選んでおくと、歯にやさしくケアを続けやすくなります。
歯科医院で行うクリーニングでも、最後の仕上げには研磨粒子の細かいものが使われており、粒子の細かさが歯への負担を左右することが公的な情報でも示されています[4]。
白くしたい一心で研磨力の強いものを選ぶより、負担の少ない一本を長く使うほうが、結果的に健康な白さを保ちやすいといえるでしょう。
知覚過敏が気になる人の選び方
冷たいものがしみやすい人は、知覚過敏に配慮した歯磨き粉を選ぶと安心して使えます。
研磨剤の多い歯磨き粉は歯の表面を刺激しやすく、もともとしみやすい人が使うと症状を強めてしまうことがあるためです。
こうした場合は、しみる刺激をやわらげる働きを持つ硝酸カリウムなどが配合された商品を選ぶと、ケアを続けながら不快感を抑えやすくなります。
最近では、着色汚れを落とす成分と知覚過敏をケアする成分の両方を含んだ商品もあり、白さと使い心地のどちらも諦めたくない人は、こうしたタイプから探すとよいでしょう。
それでもしみる症状が長く続いたり、痛みが強くなったりする場合は、無理に使い続けず一度歯科医院で相談することが大切です。
自分の歯の状態に合ったものを選ぶことで、負担を感じずにケアを習慣として続けやすくなります。
ホワイトニングの注意点とデメリット
ホワイトニングには期待できる効果がある一方で、始める前に知っておきたい注意点もいくつかあります。
しみる症状が出ることや、そもそも白くなりにくいケースがあることなど、あらかじめ理解しておかないと「こんなはずではなかった」と感じてしまう場面があるためです。
デメリットを隠さず把握しておくことは、後悔を避けて自分に合った方法を選ぶうえで欠かせません。
ここでは、ホワイトニングを検討するときに押さえておきたい注意点を、症状・向き不向き・時期の3つの観点から整理していきます。
一時的にしみる・知覚過敏が出ることがある
ホワイトニングでは、施術中や施術後に歯が一時的にしみることがあります。
これは薬剤が歯に作用する過程で神経が刺激を受けるために起こるもので、冷たい飲み物や風にふれたときにピリッとした感覚が出ることがあるためです。
こうした症状の多くは一過性で、数日ほどで自然におさまっていくことが一般的とされていますが、感じ方には個人差があり、ほとんど気にならない人もいれば、強くしみて不安になる人もいます。
とくに高濃度の薬剤を使うオフィスホワイトニングでは刺激を感じやすい傾向があるため、痛みが強いときや長引くときは、我慢せずに歯科医師へ相談して薬剤や進め方を調整してもらうと安心です。
あらかじめ一時的な反応として起こり得ると知っておけば、実際にしみたときも慌てず落ち着いて対処できるでしょう。
不安な点は施術前のカウンセリングで確認しておくと、より納得して臨めます。
白くなりにくい・向かないケース(詰め物・被せ物など)
ホワイトニングは万能ではなく、白くなりにくいケースがある点も知っておく必要があります。
薬剤で色素を分解して白くできるのは天然の歯に限られており、人工の材料や一部の変色には作用しにくいためです。
たとえば銀歯やセラミック、レジンといった詰め物・被せ物はホワイトニングでは白くならず、周りの歯だけが白くなることで、かえって色の差が目立ってしまうこともあります。
また、抗生物質の影響などで歯の内部から変色している場合は、通常のホワイトニングでは期待するほど効果が出にくいことがあり、別のアプローチが向くケースもあります。
こうした向き不向きは自分では判断が難しいため、まず歯科医院で歯の状態や変色の原因を診てもらうと、自分に合った方法が見えてきます。
始める前に適応を確認しておくことで、費用や時間を無駄にせず納得して進められます。
妊娠中・授乳中や年齢の目安
ホワイトニングには、避けたほうがよい時期や年齢のおおまかな目安もあります。
その時期に行った場合の安全性が十分に確かめられていないため、無理に行うより控えるほうがよいと考えられていることによります。
妊娠中や授乳中については安全性が確立されていないことから、多くの歯科医院で施術を見合わせる対応がとられており、時期を待ってから検討するのが一般的です。
また、歯やあごがまだ成長している段階では薬剤が向かないことがあり、目安としては歯の発育が落ち着く18歳以上からとされることが多くみられます。
自分が該当するかどうか迷う場合は、自己判断で進めず、歯科医院で状態を確認してもらったうえで検討すると安心です。
体の状態やタイミングに合わせて無理なく選ぶことが、安心してホワイトニングと向き合う第一歩になります。
白さを長持ちさせるコツ
ホワイトニングで手に入れた白さは、そのまま永久に続くわけではなく、日々の過ごし方で持ちが大きく変わってきます。
飲食や生活習慣によって歯には少しずつ色がつき直していくため、施術後のケア次第で白さを長く楽しめるかどうかが決まってくるためです。
せっかく費用と時間をかけて白くしても、何も意識せずに過ごしてしまうと、思ったより早く色が戻ったと感じてしまうこともあります。
ここでは、白さをできるだけ長く保つために日常で心がけたいコツを、飲食・セルフケア・クリーニングの3つの視点から整理していきます。
着色しやすい飲食・喫煙を控える
白さを保つうえでまず意識したいのは、歯に色をつけやすい飲食や喫煙をできる範囲で控えることです。
コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーといった色の濃い飲食物や、タバコのヤニには歯を着色させる成分が含まれており、頻繁にとるほど白さが戻りやすくなるためです。
とくにホワイトニングの直後は歯の表面を守る膜が一時的に失われ、色素が沈着しやすい状態になっているため、施術後しばらくは色の薄い食事を選ぶよう心がけると安心です。
完全にやめるのが難しいものでも、飲んだあとに水で口をゆすいだり、早めに歯をみがいたりする習慣をつけるだけで、着色の付き方はずいぶん変わってきます。
無理に我慢するというより、着色しやすいものを口にしたあとのひと手間を習慣にすることが、白さを長持ちさせる現実的な工夫といえるでしょう。
日々の小さな積み重ねが、結果として白さを保つ大きな差になっていきます。
日々のセルフケアとタッチアップ
毎日のセルフケアと、定期的な追加のケアを組み合わせることも、白さを保つうえで欠かせません。
ホワイトニングの効果は時間とともに少しずつ薄れていくため、日常のケアで着色を防ぎつつ、必要に応じて白さを補うことで、きれいな状態を長く維持しやすくなるためです。
日々のケアとしては、着色汚れを落とす成分の入ったホワイトニング歯磨き粉を取り入れると、普段のみがきの延長で白さのキープを助けてくれます。
そのうえで、半年から1年ほどを目安に、歯科医院で追加のホワイトニング(タッチアップ)を行うと、薄れてきた白さを取り戻しやすくなります。
ホームホワイトニングであれば、作ったマウスピースをそのまま使い、薬剤を追加するだけで手軽にタッチアップできるのも続けやすい点です。
日常のケアと定期的な補いを両輪で回していくことで、白さを無理なく維持していけるでしょう。
定期的なクリーニングを受ける
歯科医院での定期的なクリーニングを受けることも、白さと歯の健康の両方を守るうえで役立ちます。
歯みがきだけでは落としきれない着色や歯石は少しずつ溜まっていくため、専門家の手で除去してもらうことできれいな状態を保ちやすくなるためです。
歯科医院で行うPMTCと呼ばれる専門的な清掃では、専用の機器を使って歯の表面についたプラークや着色を除去し、むし歯や歯周病になりにくい環境を整えられるとされています[4]。
表面の汚れが取り除かれると歯本来の明るさが引き立ち、ホワイトニングの効果も感じやすくなります。
あわせて口の中の状態も診てもらえるため、白さのケアをしながらむし歯や歯周病の予防・早期発見にもつなげられます。
白い歯を保つことと健康な歯を守ることを両立させるうえで、定期的な通院は心強い習慣になるでしょう。
ホワイトニングに関するよくある質問
Q:市販の歯磨き粉だけで歯は白くなりますか?
市販のホワイトニング歯磨き粉が得意とするのは、歯の表面についた着色汚れを落として本来の白さに近づけることです。
歯の内部を漂白する過酸化物は歯科医院でしか扱えないため、歯本来の色を超えて白くする働きは持ちません[1]。
すでにある着色のケアや白さの維持には役立つので、目的に合わせて取り入れるのが適切です。
Q:ホワイトニングの効果はどのくらい持続しますか?
効果の持続には個人差がありますが、数か月から1年ほどで少しずつ色が戻り始めることが多いとされています。
飲食や喫煙の習慣、ケアの丁寧さによっても変わってくるため、着色を控える工夫が持ちを左右します。
半年から1年を目安にタッチアップを行うと、白さを保ちやすくなります。
Q:しみるのが心配ですが大丈夫ですか?
ホワイトニングでは一時的に歯がしみることがありますが、多くの場合は数日でおさまるとされています。
しみ方には個人差があり、強く出る人もいれば、ほとんど感じない人もいます。
症状が強い、長く続くといった場合は、我慢せず歯科医師に相談すると安心です。
Q:初めてならどの方法がおすすめですか?
初めてで迷う場合は、目的をはっきりさせてから選ぶのがおすすめです。
しっかり白くしたいなら歯科医院での相談から、まず気軽に試したいなら市販の歯磨き粉やセルフからと、希望に応じて入り口を選べます。
歯の状態によって向く方法は変わるため、一度歯科医院で診てもらうと自分に合う方法が見えてきます。
まとめ
ホワイトニングには、歯科医院で行う医療ホワイトニングと、自分で行うセルフ・市販のホワイトニングがあります。
歯本来の色を超えて白くできるのは、過酸化物を扱える歯科医院の医療ホワイトニングだけで、セルフや市販は表面の着色ケアが中心です。
早く白くしたいならオフィス、長く保ちたいならホーム、両方を求めるならデュアルと、目的によっておすすめの方法は変わります。
費用は1回の金額ではなく、白さを保つための維持費まで含めた総額で比べることが大切です。
歯磨き粉は、着色ケア成分の有無や研磨剤の量、知覚過敏への配慮を見て選ぶと失敗しにくくなります。
しみる症状や、詰め物・被せ物は白くならないといった注意点も、先に知っておくと後悔を防げます。
自分の目的と歯の状態に合わせて選び、迷ったときは歯科医院で相談することが、納得のいく白い歯への近道といえるでしょう。
参考文献
[1] 厚生労働省「過酸化物を用いた歯面漂白材の取扱いについて」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta7849&dataType=1&pageNo=1
[2] 厚生労働省「歯科用漂白材等審査ガイドラインについて」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc7616&dataType=1&pageNo=1
[3] 国民生活センター「『セルフエステ』の契約トラブルに注意!−特に『セルフホワイトニング』に関する相談が増えています−」
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240731_1.html
[4] 厚生労働省 e-ヘルスネット「PMTC(歯石除去・歯面清掃)」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-03-009.html
免責事項
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。
施術の可否や方法については必ず歯科医師にご相談ください。
※効果の現れ方や持続期間には個人差がございます。
※歯科医師の判断により、施術を受けられない場合があります。