【2026年最新】歯医者のクリーニング料金はいくら?保険適用と自費の相場・違いを徹底比較

歯医者でクリーニングを受けたいけれど、料金がいくらかかるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
歯医者のクリーニング料金は、保険適用であれば3割負担で3,000〜4,000円程度、自由診療であれば5,000〜20,000円程度が一般的な相場です。
ただし、保険適用には「歯周病や歯肉炎の診断があること」という条件があり、予防目的や着色除去のみが目的の場合は自由診療扱いになるため、事前に違いを把握しておくことが大切です。
この記事では、歯医者のクリーニング料金の相場、保険適用と自由診療の違い、処置内容、通院回数や頻度の目安まで詳しくお伝えします。
これから歯医者でのクリーニングを検討している方は、ぜひ最後まで読んで判断の参考にしてください。
歯医者のクリーニング料金の相場
歯医者のクリーニング料金は、保険診療か自由診療かによって大きく変わります。
保険診療の場合は3割負担で3,000〜4,000円程度、自由診療の場合は5,000〜20,000円程度が相場です。
「同じクリーニングなのに、なぜこれほど料金に差があるのだろう」と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。
料金が違う背景には、目的・処置内容・使用機器の違いがあり、それぞれの特徴を知っておくと自分に合った選び方ができるようになります。
保険適用の場合は3割負担で3,000〜4,000円
保険適用でクリーニングを受ける場合、3割負担の方で初診時3,000〜4,000円程度が目安です。
保険診療の料金は厚生労働省が定める診療報酬点数に基づいて全国一律で計算されるため、医療機関によって大きく差が出ることはありません[1]。
初診の料金には、初診料・歯周病検査・レントゲン撮影・歯石除去(スケーリング)などの費用が含まれます。
2回目以降の通院では1,500〜2,500円程度に下がり、検査やレントゲン分の料金がかからないぶん負担が軽くなります。
保険適用のクリーニングを受ける際は「歯周病や歯肉炎と診断されること」が前提となるため、検査の結果によって保険が使えるかどうかが決まります。
費用を抑えてクリーニングを受けたい方は、まず歯医者で検査を受けてみるのがよいでしょう。
自由診療の場合は5,000〜20,000円が相場
自由診療のクリーニング料金は、5,000〜20,000円程度が相場です。
自由診療は医療機関が料金を自由に設定できるため、施術内容や使用機器、施術時間によって料金に幅が出ます。
具体的にはPMTC(専門器具による歯面清掃)が5,000〜15,000円、エアフロー(パウダーによる着色除去)を含むコースが8,000〜20,000円程度の設定が一般的です。
歯科衛生士が1時間ほどかけて丁寧に処置するケースが多く、保険診療よりも幅広い内容に対応できます。
「着色汚れもまとめてきれいにしたい」「リラックスして1回でしっかり受けたい」と感じる方には、自由診療を選ぶのも一つの方法です。
料金だけでなく、自分が求める仕上がりに合わせて選ぶと納得感のあるクリーニングが受けられるでしょう。
初診と2回目以降で料金が異なる理由
初診と2回目以降で料金が異なるのは、初診時に検査・診断・治療計画の作成といった処置が追加されるためです。
初診時には初診料、歯周病検査、必要に応じてレントゲン撮影などが行われ、その後にクリーニングへ進む流れになります。
2回目以降は再診料での対応となり、検査やレントゲンが省かれるぶん料金が下がる仕組みです。
「初回が高くて驚いた」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、初診の料金には今後の治療計画を立てるための検査費用が含まれていると考えると納得しやすいでしょう。
通院回数を抑えたい場合は、初診時に検査結果と治療計画をしっかり確認しておくのが望ましいです。
事前に料金体系を理解しておくことで、安心して通院を継続できます。
歯医者のクリーニングが保険適用になる条件
歯医者のクリーニングが保険適用になるのは、歯周病や歯肉炎などの病名が診断された場合に限られます[2]。
予防目的や審美目的だけのクリーニングは保険が使えず、自由診療扱いとなります。
「自分は保険でクリーニングできるのかな」と気になる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは保険適用の条件、自由診療になるケース、検査やレントゲンが必要になる理由を整理してお伝えします。
歯周病や歯肉炎と診断された場合に保険適用となる
保険適用でクリーニングを受けられるのは、検査の結果「歯周病」または「歯肉炎」と診断された場合です。
健康保険は「病気の治療」に対して給付される仕組みのため、病名がつかない予防目的のクリーニングは対象外になります[2]。
具体的には、歯周ポケットの深さや歯肉の炎症の有無を検査し、歯周病・歯肉炎と判断されると保険でのクリーニングが可能になります。
成人の多くが歯周病または歯肉炎の所見を持つとされており[1]、実際には保険適用となるケースが少なくありません。
「自分は予防目的だから自費になるかも」と心配な方も、まずは検査を受けてみると保険対象となる場合があります。
検査の結果次第で選択肢が広がるため、自己判断せずに歯医者へ相談するのが望ましいです。
予防目的や着色除去は自由診療扱いになる
歯周病や歯肉炎の所見がなく、純粋に予防目的や着色除去のみが目的の場合は自由診療扱いとなります。
健康保険のルールでは、着色(ステイン)の除去は「審美目的」として位置づけられているため、保険適用にはなりません[2]。
コーヒー・紅茶・赤ワインの摂取が多い方やタバコを吸う方が、着色だけを取りたい場合は自費でのクリーニングを選ぶ必要があります。
「歯ぐきの状態は問題ないけど、着色だけ気になる」という方は、自由診療のPMTCやエアフローを検討するのも一つの方法です。
料金は1回5,000〜15,000円程度が目安となり、見た目の印象を整えたい方に適しています。
自分の目的に合わせて、保険と自費を使い分けるのが望ましいでしょう。
検査やレントゲンが必要になるケース
保険適用でクリーニングを受ける場合、ほぼ全例で歯周病検査とレントゲン撮影が必要になります。
検査は歯周病・歯肉炎の診断を行うために欠かせないステップであり、診断がなければ保険でクリーニングを行えない仕組みです[2]。
具体的には、歯周ポケットの深さを1本ずつ測定する歯周基本検査、出血の有無のチェック、必要に応じてレントゲン撮影による歯槽骨の状態確認などが行われます。
「すぐにクリーニングしてほしいのに検査ばかりで時間がかかる」と感じるかもしれませんが、これは正確な診断と適切な治療計画のために必要なステップです。
検査結果は今後のセルフケアや通院計画にも役立つ大切な情報になります。
落ち着いて検査を受け、自分のお口の状態を把握しておくと安心です。
保険診療と自由診療のクリーニングの違い
保険診療と自由診療のクリーニングは、目的・処置内容・施術時間に大きな違いがあります。
保険診療は「歯周病の治療」が目的、自由診療は「予防と審美の向上」が目的という点が根本的な差です。
「同じクリーニングと呼ばれているのに、何が違うのだろう」と疑問に感じる方も多いでしょう。
下の表を参考に、保険診療と自由診療の主な違いを確認してください。
| 保険診療 | 自由診療 | |
| 目的 | 歯周病・歯肉炎の治療 | 予防・審美の向上 |
| 料金(1回) | 3,000〜4,000円程度 | 5,000〜20,000円程度 |
| 処置内容 | スケーリング中心 | PMTC・エアフローなど幅広い |
| 施術時間 | 1回30分程度 | 1回60〜90分 |
| 通院回数 | 2〜4回 | 1回で完結することが多い |
治療目的か予防・審美目的かで分かれる
保険診療と自由診療の最も大きな違いは、施術の目的にあります。
保険診療は歯周病・歯肉炎の治療を目的としたもので、自由診療は予防・審美の向上を目的としたものです[2]。
保険診療では病気の改善に必要な処置のみを行うルールが定められており、健康保険で認められた範囲内での施術となります。
自由診療では病気の有無に関係なく、希望に応じてフッ素塗布・着色除去・歯面研磨などを自由に組み合わせられるのが特徴です。
「治療ではなく、純粋にケアを受けたい」と感じる方は自由診療、「歯ぐきの状態が気になる」という方は保険診療が向いていると考えられます。
自分の目的を整理してから歯医者へ相談すると、納得のいくクリーニングを受けられるでしょう。
処置内容と使用機器に差がある
保険診療と自由診療では、処置内容と使用機器にも違いがあります。
保険診療では主にスケーラーを使った歯石除去(スケーリング)が中心で、自由診療ではPMTCやエアフローを含む幅広い処置が選択可能です[3]。
保険のスケーリングでは超音波スケーラーやハンドスケーラーを用いて、歯と歯ぐきの境目に付着した歯石を除去します。
自由診療ではこれに加え、ラバーカップによる歯面研磨、パウダージェットによる着色除去、フッ素ペーストによる仕上げなどが含まれるケースが多いです。
「歯石だけでなく、着色やバイオフィルムまでまとめてケアしたい」という方には自由診療が合うかもしれません。
使用機器が増えるぶん料金は上がりますが、仕上がりの違いを感じる方も少なくないでしょう。
一度の施術時間と完了までの回数の違い
施術時間と完了までの回数も、保険と自費で異なります。
保険診療は1回30分程度・2〜4回の通院が一般的で、自由診療は1回60〜90分・1回で完結することが多いです。
保険診療では、健康保険のルールで一度に処置できる範囲が決められており、上下顎を分けて段階的に進めていく必要があります。
久しぶりに歯医者へ行く方や歯石が多く付着している方は、4回以上の通院が必要になるケースもあります。
自由診療では、ルール上の制限がないため希望に応じて1回でまとめて施術できるのが利点です。
「忙しくて何度も通えない」「短期間で仕上げたい」という方には、自由診療を選ぶのも一つの方法といえるでしょう。
自由診療のクリーニング(PMTC・エアフロー)の料金と特徴
自由診療のクリーニングには、PMTC・エアフロー・ホワイトニングなどさまざまな種類があり、それぞれ料金と効果が異なります。
PMTCは歯面清掃に特化した処置、エアフローは着色除去に効果が期待できる処置、ホワイトニングは歯そのものを白くする処置という違いがあります。
「名前は聞いたことがあるけど、違いがよく分からない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは自由診療の代表的なクリーニング3種類について、料金と特徴を整理してお伝えします。
PMTCは1回5,000〜15,000円が目安
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯科衛生士が専門器具と研磨剤を使って行う歯面清掃で、料金は1回5,000〜15,000円が目安です。
PMTCの目的は、歯みがきで落としきれない歯垢・バイオフィルム・着色を除去し、虫歯や歯周病になりにくい口腔環境を整えることにあります[3]。
具体的にはラバーカップやブラシ型の器具に研磨剤を付け、歯1本ずつを丁寧に磨き上げ、最後にフッ素を塗布する流れが一般的です。
施術時間は45〜60分ほどで、終わったあとは「歯がツルツルになった」と実感する方も多いでしょう。
「歯石は気にならないけど、定期的に丁寧なケアを受けたい」という方には、PMTCが向いているといえるでしょう。
定期的に受けることで、虫歯や歯周病の予防につながると考えられます。
エアフローは着色除去に効果が期待できる
エアフローは、微細なパウダーをジェット噴射で吹き付けて着色やバイオフィルムを除去する処置で、料金は1回5,000〜15,000円程度が目安です。
通常のクリーニングでは落としにくいタバコのヤニやコーヒー・赤ワインによる着色を、短時間できれいにできる点が特徴になります。
具体的には、専用機器から噴射される細かいパウダーが歯の表面に当たり、こびりついた汚れを物理的に剥がしていく仕組みです。
鋭利な器具を使わないため、歯や歯ぐきへの負担が少ない処置とされています。
「着色がどうしても気になる」「歯の表面がザラついて感じる」という方には、エアフローを試してみるのも一つの方法でしょう。
施術後の仕上がりに満足する方が多く、定期的なメンテナンスとして取り入れやすい選択肢といえます。
ホワイトニングとの違いと使い分け
クリーニングとホワイトニングは目的が異なる処置です。
クリーニングは「歯の表面の汚れを取り除く」処置、ホワイトニングは「歯そのものの色を薬剤で明るくする」処置という違いがあります。
クリーニングでは歯石・歯垢・着色などの外側の汚れを除去するため、本来の歯の色までしか白くなりません。
一方ホワイトニングでは、過酸化水素などの薬剤を歯の内部に作用させて、歯そのものの色調を明るくしていく処置です。
「クリーニングを受けたのに思ったほど白くならなかった」と感じた方は、もともとの歯の色が現れている状態と考えられます。
汚れを落としたい方はクリーニング、歯そのものを白くしたい方はホワイトニングと、目的に合わせて使い分けるのが望ましいでしょう。
両方を順番に受けることで、より満足のいく仕上がりになる場合もあります。
歯医者のクリーニングが1回で終わらない理由
歯医者の保険クリーニングが1回で終わらないのは、健康保険の制度上、処置の順序が定められているためです。
1度の通院で全てを完了させることはできず、複数回に分けて段階的に進めるルールになっています。
「忙しいから1回で終わらせてほしい」と感じる方も多いでしょう。
ここでは保険診療で複数回の通院が必要な理由と、1回で終えたい場合の選択肢について整理してお伝えします。
保険診療では治療の順序が定められている
保険診療のクリーニングは、健康保険のルールで処置の順序と一度に行える範囲が決められています。
一般的には「検査→歯肉縁上のスケーリング→再検査→歯肉縁下のスケーリング・ルートプレーニング(SRP)→最終評価」という流れで進む仕組みです[2]。
歯ぐきの上に付着した歯石を取った後、歯ぐきの状態が改善したかを確認してから、深い部分の歯石除去へ進む段階を踏みます。
これは歯周病治療として効果を確認しながら進めるための仕組みであり、一気に処置することはルール上認められていません。
「もどかしい」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、段階的に進めることで歯ぐきの治癒を確認しながら進められるという利点があります。
落ち着いて指示通りに通うのが望ましいでしょう。
歯石の量や歯周病の進行度で回数が変わる
通院回数は、歯石の量や歯周病の進行度によって変わります。
歯石が少ない方は2回程度で完了するケースが多く、歯石が多く付着している方や歯周病が進行している方は4〜6回かかることもあります。
歯ぐきの奥深くに入り込んだ「縁下歯石」と呼ばれる硬い歯石を取り除く場合には、SRPと呼ばれる処置が必要となり、上下左右のブロックごとに分けて行います。
一度に大量の歯石を取ると、術後の痛みや出血が強く出る可能性があるため、患者さんの負担を考慮して分割する側面もあります。
「思ったより時間がかかる」と感じても、これは丁寧に処置を進めるための配慮と考えると納得しやすいでしょう。
通院期間の目安は1〜2か月ほどで、その後は定期メンテナンスへ移行する流れが一般的です。
1回で終わらせたい場合の選択肢
「どうしても1回でクリーニングを終わらせたい」という方は、自由診療を選ぶのが一つの方法です。
自由診療には保険のような処置順序や本数制限のルールがないため、希望に応じて1回でまとめて施術できる場合があります。
具体的には、上下顎の歯石除去・歯面研磨・着色除去・フッ素塗布をまとめて行うコースが多く、所要時間は60〜90分ほどです。
料金は1回8,000〜20,000円程度と保険診療よりも高くなりますが、通院の手間を抑えたい方には選択肢の一つになるでしょう。
「結婚式や面接などのイベントを控えていて時間がない」という方にも、自由診療のまとめてケアできるコースが向いているといえます。
費用と通院回数のバランスを考えながら、自分に合った方法を選ぶと納得感のあるクリーニングが受けられるでしょう。
歯医者のクリーニングを受ける適切な頻度
歯医者のクリーニングを受ける適切な頻度は、お口の状態によって異なりますが、3〜6か月に1回が一般的な目安です。
健康な方は半年に1回、歯周病リスクがある方は1〜2か月に1回といった違いがあります。
「どれくらいの間隔で通えばいいんだろう」と迷う方も多いでしょう。
ここではタイプ別の頻度の目安と、定期的に受けるメリットについて整理してお伝えします。
健康な方は3〜6か月に1回が目安
セルフケアが十分にできていて口腔内が健康な方は、3〜6か月に1回のクリーニングが目安となります。
歯垢は約2週間で歯石へと変化し、歯石は歯ブラシでは除去できなくなる性質があります[3]。
歯石が長期間蓄積する前にプロのケアでリセットすることで、虫歯や歯周病のリスクを抑えることが期待できます[1]。
毎日デンタルフロスや歯間ブラシを使い、丁寧なブラッシングができている方であれば、6か月に1回でも問題ないとされるケースが多いです。
「自分はちゃんと磨けているはず」と思っても、磨き残しは誰にでもあるものなので、定期的なチェックを受けておくと安心です。
歯科医師や歯科衛生士に自分のお口の状態を確認してもらい、適切な間隔を提案してもらうのが望ましいでしょう。
歯周病リスクが高い方は1〜2か月に1回
歯周病と診断された方や歯石がつきやすい方は、1〜2か月に1回のクリーニングが目安となります。
歯周病は自覚症状が出にくく、進行すると歯を支える骨が溶けて歯を失う原因になる病気です[2]。
成人の多くが歯周病の所見を持つとされており[1]、決して他人事ではありません。
短い間隔でプロのケアを受けることで、歯周ポケット内の細菌を継続的に減らし、進行を食い止めることが期待できます。
糖尿病の方、喫煙される方、家族に歯周病の方がいる方などはリスクが高いとされており、定期的な通院が推奨されます[2]。
「面倒だな」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、長期的に見ると歯を失わずに済む選択肢になるでしょう。
歯科医師の指示に従って通院間隔を決めるのが安心です。
着色やタバコが気になる方の通院頻度
着色汚れが気になる方やタバコを吸う方は、2〜3か月に1回のクリーニングが目安となります。
コーヒー・紅茶・赤ワイン・カレーなど色の濃い飲食物を頻繁に摂取する方は、歯の表面にステインが付着しやすい傾向があります。
タバコに含まれるタールは、歯にこびりついて通常のブラッシングでは落としにくい強固な着色となります。
短い間隔でクリーニングを受けることで、着色がひどくなる前に対処でき、結果的に自由診療の費用を抑えられる場合もあります。
着色目的のクリーニングは保険適用外となるため、自由診療のPMTCやエアフローを選ぶ方が多いです。
「気になり始めたら早めに受ける」というスタンスでいると、見た目の印象を保ちやすくなるでしょう。
定期的なクリーニングと毎日のセルフケアを組み合わせていくのが望ましいです。
歯医者のクリーニングを受ける流れと処置内容
歯医者のクリーニングは、問診・検査から始まり、歯石除去・仕上げの研磨・フッ素塗布という流れで進みます。
初診の場合、所要時間は40分〜1時間ほどが目安です。
「初めてだから何をされるか不安」と感じる方も多いでしょう。
ここでは一般的なクリーニングの流れを、順を追って整理してお伝えします。
問診・検査からクリーニング開始までの流れ
クリーニングは、問診票の記入から始まり、口腔内の検査を経て施術へ進む流れです。
問診では現在の症状・既往歴・服用中のお薬・気になる箇所などを伝え、その後に歯科医師または歯科衛生士による検査が行われます。
歯周基本検査では歯周ポケットの深さを1本ずつ測定し、出血の有無・歯肉の腫れ・歯の動揺などをチェックします[2]。
必要に応じてレントゲン撮影を行い、歯ぐきの奥にある歯槽骨の状態まで確認するのが一般的です。
「検査だけで時間がかかる」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、正確な診断と適切な処置のために欠かせないステップになります。
検査結果をもとに歯科医師から治療計画の説明を受け、納得した上でクリーニングに進むと安心です。
歯石除去(スケーリング)の内容
スケーリングは、専用の器具を使って歯に付着した歯石を除去する処置です。
歯石は歯垢が唾液中のミネラルと結合して石灰化した硬い物質で、歯ブラシでは取り除くことができません[3]。
具体的には超音波スケーラーで歯石を振動で砕いて落とし、細かい部分はハンドスケーラーで丁寧に取り除く流れになります。
歯石は歯と歯ぐきの境目や歯の裏側に付着しやすく、放置すると歯周病の進行を早める原因となるため、定期的な除去が大切です。
「痛そう」と心配される方もいらっしゃいますが、歯肉縁上の歯石除去は痛みが少ないケースが多いとされています。
歯ぐきの炎症が強い方や深い歯石を取る場合は、しみる感覚を伴うことがあるため、気になる場合は事前に伝えておくと安心です。
仕上げの研磨とフッ素塗布
スケーリングの後は、歯の表面を磨いて滑らかに仕上げ、フッ素を塗布する処置が行われます。
仕上げの研磨では、ラバーカップやブラシ型の器具に研磨剤をつけて歯の表面を1本ずつ磨き、歯石除去でできた細かな凹凸をなめらかにしていきます[3]。
表面が滑らかになることで歯垢が再付着しにくくなり、虫歯や歯周病のリスクを抑えることが期待できます。
最後にフッ素を塗布することで、歯質の強化と再石灰化の促進が期待でき、虫歯予防にも役立つ処置です。
「クリーニング後は歯がツルツルする」と感じるのは、この仕上げの研磨によるものといえるでしょう。
施術後30分ほどは飲食を控えるよう案内されることがあるため、歯科医師や歯科衛生士の指示を確認しておくと安心です。
よくある質問
Q:保険適用のクリーニングはいくらですか?
保険適用のクリーニングは、3割負担の方で初診時3,000〜4,000円程度が目安となります。
料金には初診料・歯周病検査・レントゲン撮影・歯石除去が含まれており、全国の歯医者で大きな差は出ません[1]。
2回目以降は1,500〜2,500円程度に下がり、検査やレントゲンが省かれるぶん負担が軽くなります。
Q:クリーニングは何回通えば終わりますか?
保険診療のクリーニングは、歯石の量や歯周病の進行度によって2〜6回の通院が一般的な目安です。
歯石が少ない方は2回程度、歯石が多い方や歯周病が進行している方は4〜6回かかることもあります[2]。
1回で済ませたい場合は、自由診療を選ぶ方法もあるため、希望に応じて歯科医師に相談するとよいでしょう。
Q:着色除去は保険でできますか?
着色除去のみを目的としたクリーニングは、保険適用外となり自由診療扱いです。
健康保険のルールでは、着色(ステイン)の除去は審美目的とされており、保険給付の対象になりません[2]。
着色をきれいにしたい方は、PMTCやエアフローなどの自由診療を検討するのも一つの方法です。
Q:クリーニングは痛いですか?
歯肉縁上の歯石除去は痛みが少ないケースが多く、ほとんどの方が問題なく受けられます。
ただし歯ぐきに強い炎症がある場合や、歯ぐきの奥深くの歯石を取る場合は、しみる感覚や痛みを伴うことがあります。
痛みが心配な方は事前に歯科医師に伝えておくと、麻酔の使用など適切に対応してもらえるでしょう。
まとめ
歯医者のクリーニング料金は、保険診療か自由診療かによって大きく異なります。
保険診療の場合は3割負担で3,000〜4,000円程度、自由診療の場合は5,000〜20,000円程度が一般的な相場です。
保険適用となるためには「歯周病や歯肉炎の診断」という条件があり、予防目的や着色除去のみが目的の場合は自由診療扱いになります。
保険診療は治療目的・段階的な通院が前提となる一方、自由診療は1回で完結するコースや幅広い処置を選びやすいのが特徴です。
クリーニングを受ける適切な頻度は3〜6か月に1回が目安ですが、お口の状態によって変わるため、歯科医師に相談して決めるのが望ましいでしょう。
歯石の蓄積を防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを抑えるためにも、定期的なクリーニングを継続していくことが大切です。
自分のお口の状態と目的に合わせて保険と自費を使い分け、無理のない通院を続けていきましょう。
参考文献
[1] 厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査」(最終閲覧日:2026年5月24日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10804000/001112405.pdf
[2] 厚生労働省「歯周疾患検診」(最終閲覧日:2026年5月24日)
[3] 厚生労働省 e-ヘルスネット「PMTC(歯石除去・歯面清掃)」「歯石」「プラーク/歯垢」(最終閲覧日:2026年5月24日)
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionaries/teeth.html
[4] 厚生労働省「歯の健康(健康日本21)」(最終閲覧日:2026年5月24日)
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b6.html
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。
お薬の服用や治療に関しては必ず医師にご相談ください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断により処置を受けられない場合があります。