銀歯をやめたい人へ|白い歯に変える方法・費用・外すリスクを徹底解説

「銀歯をやめて白い歯にしたいけれど、どんな方法があるの?」「費用はどれくらいかかって、外すリスクはないのか不安…」と悩んでいませんか。

銀歯をやめたい理由は、見た目が気になる、金属アレルギーが心配、銀歯の下の二次虫歯が不安などさまざまですが、現在は保険適用のCAD/CAM冠から自費のセラミックまで、白い歯に変える方法が複数あります

ただし、今ある銀歯をそのまま白くすることはできず、銀歯を外して新しい白い素材に交換する必要があり、外す際には二次虫歯が見つかったり歯を削る量が増えたりする可能性もあるため、事前に知っておくことが大切です。

この記事では、銀歯をやめたい主な理由、白い歯に変える5つの方法、費用相場、治療の流れ、そして銀歯を外す際の注意点を詳しく解説しますので、銀歯から白い歯への交換を検討している方はぜひ参考にしてください。

銀歯をやめたいと考える人が増えている理由

銀歯をやめて白い歯に変えたいと考える方は、近年ますます増えています。

見た目への意識の高まりや、金属が体に与える影響への関心、白い素材の選択肢が広がったことが背景にあるためです。

かつては虫歯治療といえば銀歯が当たり前でしたが、現在は保険適用でも白い歯を選べるケースが増え、自費のセラミックも種類が豊富になりました。

「奥歯だから誰も見ていない」と思っていても、毎日鏡で自分の銀歯を見るのがストレスになっている方も少なくありません。

ここからは、銀歯をやめたいと考える具体的な理由を順番に確認していきましょう。

銀歯をやめたい5つの理由

銀歯をやめたいと考える背景には、見た目・健康・機能面の5つの主な理由があります。

見た目の問題、金属アレルギー、二次虫歯への不安、歯茎の黒ずみ、金属の体への影響など、いずれも長く銀歯を使う中で気になってくるポイントです。

これらの理由を整理することで、自分がなぜ銀歯をやめたいのかが明確になり、適切な選択につながります。

ここからは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

理由1:見た目が気になる

銀歯をやめたい最も多い理由は、見た目が気になることです。

銀歯は金属特有の光沢を持つため、口を開けた時や笑った時に銀色が目立ち、表情に自信を持てなくなる方が多いためです。

「大きく口を開けて笑えない」「写真で銀歯が映るのが嫌」「人と話す時に口元が気になる」といった悩みは、見た目を気にする方に共通しています。

奥歯の銀歯であっても、本人にとっては毎日鏡で見るたびに気になり、ストレスの原因になっているケースも少なくありません。

白い歯に変えることで、こうしたコンプレックスが解消され、気兼ねなく笑顔を見せられるようになるでしょう。

理由2:金属アレルギーが心配

銀歯をやめたい2つ目の理由は、金属アレルギーへの心配です。

銀歯に含まれるパラジウムは金属アレルギーを起こしやすい金属とされており、唾液に溶け出した金属イオンが体内に取り込まれることでアレルギー反応を引き起こす可能性があるためです。

症状はお口の中だけでなく、手のひらや足の裏の湿疹、原因不明の皮膚炎など全身に及ぶこともあり、皮膚科に通っても改善しないケースもあります。

「最近肌の調子が悪い」「アレルギー体質が気になる」という方は、金属を含まない白い素材への交換を検討する価値があるでしょう。

金属アレルギーが心配な方は、金属を一切使わないオールセラミックやジルコニアを選ぶことで、安心して過ごせるようになります。

理由3:銀歯の下の二次虫歯が不安

銀歯をやめたい3つ目の理由は、銀歯の下で進行する二次虫歯への不安です。

銀歯は経年劣化で歯との間に隙間が生じやすく、その隙間からプラークや細菌が侵入して、気付かないうちに虫歯が進行してしまうことがあるためです[1]。

銀歯に覆われているため見た目では分かりにくく、痛みが出た時にはすでに神経近くまで進行していたというケースも報告されています。

「治療したはずなのにまた虫歯になるのが怖い」「銀歯の下の状態が見えなくて不安」という方は、二次虫歯になりにくいセラミックへの交換が安心につながります。

セラミックは歯との適合性が高く表面にプラークが付きにくいため、二次虫歯のリスクを抑えたい方には適した選択肢といえるでしょう[2]。

理由4:歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)が気になる

銀歯をやめたい4つ目の理由は、歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)です。

銀歯から溶け出した金属イオンが歯茎の組織に沈着することで、まるで刺青のように歯茎が黒く変色してしまう症状です。

特に前歯に近い部分の銀歯では、笑った時に歯茎の黒ずみが目立ち、見た目の悩みにつながるケースが多く見られます。

一度起きてしまったメタルタトゥーは銀歯を外しても完全には消えないことが多く、進行する前に金属を使わない素材へ変えることが大切です。

「歯茎の色が前より暗くなった気がする」と感じる方は、銀歯をやめることで、これ以上の黒ずみの進行を防げるでしょう。

理由5:金属が体に与える影響が心配

銀歯をやめたい5つ目の理由は、金属が体に与える長期的な影響への心配です。

お口の中は常に唾液にさらされた環境で、酸性の食品や噛む力による負荷もかかるため、銀歯から少しずつ金属イオンが溶け出し続けています

溶け出した金属イオンは体内に取り込まれ、血液を介して全身を巡る可能性が指摘されており、健康への影響を気にする方が増えています。

特にパラジウムは欧米諸国で使用が制限されている国もあり、日本でも健康意識の高まりから金属を避ける選択をする方が多くなっています。

「できるだけ体に優しい素材を選びたい」という方には、金属を含まないセラミックへの交換が安心できる選択肢となるでしょう。

銀歯はそのまま白くできる?基本的な考え方

「今ある銀歯をそのまま白く塗れないの?」と考える方も多いですが、銀歯自体を白くすることはできません

銀歯は金属でできているため、表面に白い塗料を塗っても剥がれてしまい、白い状態を保つことができないためです。

銀歯を白くするには、現在の銀歯を取り外して、新しい白い素材の詰め物・被せ物に交換する必要があります。

交換できる白い素材には、保険適用のコンポジットレジンやCAD/CAM冠、自費診療のセラミックやジルコニアなど複数の選択肢があります。

ご自身の予算や希望、治療する歯の位置に応じて最適な素材を選べるため、まずは歯科医院で相談してみることが第一歩となるでしょう。

銀歯をやめて白い歯に変える5つの方法

銀歯をやめて白い歯に変える方法は、大きく分けて5つあります。

保険適用のコンポジットレジンとCAD/CAM冠、自費診療のハイブリッドセラミック、オールセラミック・e-max、ジルコニアという選択肢です。

それぞれ費用・見た目・耐久性が異なるため、自分の希望に合った方法を選ぶことが大切です。

ここからは、5つの方法について順番に詳しく確認していきましょう。

方法1:コンポジットレジン(保険適用)

コンポジットレジンは、白いプラスチック素材を直接歯に詰める保険適用の方法です。

虫歯を削った部分や小さな銀歯の代わりに、歯科用の白いペースト状の樹脂を盛り付けて固める治療法で、3割負担で1,000円〜3,000円程度と費用を抑えられます

小さな詰め物に適しており、1回の通院で治療が完了することが多いため、手軽に白くしたい方に向いています。

ただし、保険適用の素材は色味の再現に限界があり、経年的に変色しやすく、大きな欠損や強い力がかかる部分には使えないという制限もあります。

「小さな銀歯を手軽に白くしたい」「費用をかけずに白くしたい」という方には、コンポジットレジンが扱いやすい選択肢となるでしょう。

方法2:CAD/CAM冠(保険適用)

CAD/CAM冠は、保険適用で選べる白い被せ物として近年広く使われている方法です。

歯科用のハイブリッドレジン素材をコンピュータで設計した型に合わせて削り出して作る方式で、3割負担で7,000円〜10,000円程度で白い被せ物が入れられます

見た目が自然で金属を使わないため金属アレルギーの心配もなく、保険適用ながら白い歯にできる点が大きな魅力です。

ただし、適用できる歯の位置に条件があり、歯ぎしりや食いしばりの強い方には不向きで、素材がやや脆く割れやすいという面もあります。

「保険適用で白い被せ物にしたい」という方は、ご自身の歯がCAD/CAM冠の対象になるか歯科医院で確認してみてください。

方法3:ハイブリッドセラミック(自費)

ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜ合わせた自費診療の素材です。

費用は詰め物で1本3万円〜6万円、被せ物で5万円〜8万円程度と、自費のセラミックの中では最も手頃な価格帯となります。

保険のCAD/CAM冠より審美性が高く、金属を含まないため金属アレルギーの心配もない点がメリットです。

ただしレジン成分を含むため、長期間使用すると水分を吸収して変色したり、オールセラミックと比べて耐久性が劣ったりするデメリットもあります。

「保険の白い歯より見た目を良くしたいけれど、本格的なセラミックは予算的に厳しい」という方には、バランスの良い選択肢となるでしょう。

方法4:オールセラミック・e-max(自費)

オールセラミックやe-max(イーマックス)は、見た目の自然さを最重視する方に適した自費診療の素材です。

オールセラミックは詰め物で5万円〜10万円、被せ物で10万円〜15万円、e-maxは詰め物で4万円〜8万円、被せ物で7万円〜10万円程度が費用の目安です。

天然歯に近い透明感と色合いを再現でき、笑った時に治療跡がほとんど目立たないため、前歯や人目につく部分に適しています。

金属を一切使用せず、表面が滑らかでプラークが付きにくいため、二次虫歯のリスクも抑えられる点が大きな魅力です[2]。

「自然な白い歯にしたい」「見た目に妥協したくない」という方には、これらの素材が満足度の高い選択肢となるでしょう。

方法5:ジルコニア(自費)

ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれる非常に硬い素材で、強度を重視する方に適した自費診療の選択肢です。

費用は詰め物で5万円〜10万円、被せ物で10万円〜18万円程度と、セラミックの中では高めの価格設定となります。

セラミックの中で特に割れにくく、噛む力が強くかかる奥歯やブリッジにも安心して使用できる強度を備えています。

金属を含まないため金属アレルギーのリスクがなく、長期間使用しても変色や劣化が起こりにくい点も魅力です。

「奥歯を丈夫な白い歯にしたい」「歯ぎしりや食いしばりが気になる」という方には、ジルコニアが頼れる選択肢といえるでしょう。

銀歯をやめる場合の費用相場

銀歯をやめて白い歯に変える費用は、選ぶ素材や治療する本数によって大きく変わります。

保険適用なら数千円から、自費診療なら1本数万円から十数万円と幅があるため、予算に合わせて選ぶことが大切です。

ここからは、保険適用・自費診療それぞれの費用と、銀歯を全部やめる場合の総額目安について順番に確認していきましょう。

ご自身の予算と照らし合わせながら、現実的な選択肢を検討する参考にしてみてください。

保険適用で白くする場合の費用

保険適用で銀歯を白くする場合、費用を大きく抑えられます

コンポジットレジンなら3割負担で1本1,000円〜3,000円程度、CAD/CAM冠なら7,000円〜10,000円程度で白い歯に変えられます

これに初診料・再診料、レントゲン撮影費、型取り費などが加わりますが、それでも1本あたり1万円前後に収まることが多いでしょう。

ただし、保険適用には素材や歯の位置に条件があり、すべての銀歯を保険で白くできるわけではない点に注意が必要です。

「費用を抑えて白くしたい」という方は、まずご自身の銀歯が保険適用の白い素材に交換できるか、歯科医院で確認してみてください。

自費診療で白くする場合の費用

自費診療で銀歯を白くする場合は、保険適用と比べて費用が高くなります

ハイブリッドセラミックで1本3万円〜8万円、オールセラミックで5万円〜15万円、e-maxで4万円〜10万円、ジルコニアで5万円〜18万円程度が費用の目安です。

費用は高くなりますが、見た目の自然さや耐久性、二次虫歯のなりにくさなど、保険適用にはないメリットが得られます。

自費診療は歯科医院ごとに価格設定が異なるため、複数の歯科医院で見積もりを比較してみるのも一つの方法です。

「見た目や長持ちを重視したい」という方には、自費診療のセラミックが満足度の高い投資となるでしょう。

銀歯を全部やめる場合の総額目安

銀歯を全部やめて白い歯に変える場合、本数に応じて総額が大きくなります

銀歯が5本ある方がすべてオールセラミックに交換する場合、1本10万円として総額50万円程度かかる計算になります。

保険適用のCAD/CAM冠でそろえる場合は、5本でも5万円程度に抑えられますが、適用できる歯の位置に制限があります。

費用負担が大きい場合は、目立つ前歯や小臼歯から優先的に交換し、奥歯は後回しにするなど、段階的に進める方法もあります。

予算と優先順位を歯科医師に相談しながら、無理のない範囲で計画を立てていくことが大切です。

銀歯をやめて白い歯に変える治療の流れ

銀歯をやめて白い歯に変える治療は、いくつかのステップを経て進められます。

全体の流れを知っておくことで、安心して歯科医院を受診でき、治療への不安も和らぐでしょう。

ここからは、銀歯を白い歯に変える治療の基本的な4つのステップを順番に確認していきます。

通院回数や期間の目安も含めて、治療のイメージをつかむ参考にしてみてください。

ステップ1:カウンセリングと診察

銀歯をやめる治療は、まずカウンセリングと診察から始まります

歯科医院で現在の銀歯の状態を確認し、白い歯に変えたい希望や予算を伝えることで、適切な素材と治療計画を提案してもらえます

レントゲン撮影や視診で銀歯の下の状態や歯の健康状態を確認し、二次虫歯の有無や歯を削れる量などもチェックします。

この段階で、保険適用が可能か、自費ならどの素材が向いているか、費用の総額はいくらかといった疑問を解消しておくことが大切です。

気になることは遠慮せずに質問し、納得した上で治療を進めることが、満足のいく結果につながるでしょう。

ステップ2:銀歯の取り外し

カウンセリングと診察が終わったら、次に現在の銀歯を取り外します

銀歯は専用の器具で慎重に削り取って除去しますが、神経が残っている歯では痛みを感じる可能性があるため、念のため麻酔を使うこともあります

銀歯を外した瞬間に、その下の歯の状態を目視で確認でき、レントゲンでは分からなかった本当の状態が明らかになります。

「銀歯を外したら下が虫歯になっていた」というケースも少なくないため、この段階で治療計画が改めて調整されることもあります。

銀歯の取り外し自体は短時間で済むことが多く、保険適用の処置として行われるのが一般的です。

ステップ3:必要に応じた虫歯治療

銀歯を外した後に二次虫歯が見つかった場合は、虫歯治療を行います

虫歯菌に侵された歯の組織を残すと再発につながるため、専用の器具で虫歯を丁寧に削り取り、健康な歯質だけを残す処置が必要です[1]。

虫歯が神経まで進行している場合は、神経を取り除く根管治療が必要になり、治療期間も数週間延びることがあります。

虫歯がなければこのステップは省略され、すぐに次の型取りへ進めるため、治療がスムーズに完了します。

銀歯の下の状態によって治療内容が変わるため、事前にレントゲン検査で確認しておくと心の準備ができるでしょう。

ステップ4:型取りと白い歯の装着

虫歯治療が完了したら、最後に型取りをして白い歯を装着します

歯の型を取って技工所で白い素材の詰め物・被せ物を作製し、後日装着・調整を行って治療完了となる流れです。

装着までの期間は素材によって異なり、コンポジットレジンならその日のうちに、CAD/CAM冠やセラミックなら1〜4週間ほどかかります。

装着後は噛み合わせを調整し、違和感がないことを確認してから治療終了となります。

近年はCAD/CAMシステムで1日のうちにセラミック治療が完了する歯科医院もあるため、通院回数を抑えたい方は事前に確認してみてください。

銀歯を外す際に知っておきたい3つの注意点

銀歯をやめる治療には多くのメリットがありますが、外す際に知っておきたい注意点が3つあります。

二次虫歯の発見、歯を削る量の増加、治療直後のしみる症状など、事前に理解しておくことでトラブルを避けやすくなります。

ここからは、銀歯を外す際の3つの注意点について順番に解説していきましょう。

メリットだけでなく注意点も理解した上で、納得して治療に臨むことが大切です。

注意点1:外した時に二次虫歯が見つかることがある

銀歯を外す際の最初の注意点は、外した時に二次虫歯が見つかることがある点です。

銀歯の下で気付かないうちに虫歯が進行していることは多く、外して初めて虫歯の存在が明らかになるケースが少なくありません[1]。

二次虫歯が見つかった場合は、白い歯を入れる前に虫歯治療が必要になり、治療費や治療期間が追加でかかります。

虫歯が神経まで進行していれば根管治療が必要となり、想定よりも大がかりな治療になることもあります。

「白くするだけのつもりが虫歯治療も必要になった」というケースもあるため、ある程度の予算的な余裕を見込んでおくと安心です。

注意点2:歯を削る量が増えることがある

銀歯を外す際の2つ目の注意点は、歯を削る量が増えることがある点です。

セラミックは強度を保つために一定の厚みが必要となるため、銀歯の時よりも歯を多く削らなければならない場合があります

歯は一度削ると元には戻らないため、削る量が増えることは健康な歯質を失うことにつながる点を理解しておく必要があります。

特に神経の近くまで削る場合は、治療後に歯がしみたり、神経の処置が必要になったりする可能性もあります。

歯を削る量を最小限に抑えたい方は、削る量が比較的少ないe-maxなどの素材について歯科医師に相談してみるとよいでしょう。

注意点3:治療直後は歯がしみることがある

銀歯を外す際の3つ目の注意点は、治療直後に歯がしみることがある点です。

古い銀歯を外して新しい素材に交換した直後は、刺激によって一時的に神経が敏感になり、熱い物や冷たい物がしみることがあります

多くの場合は数日から数週間で自然に治まりますが、症状が続く場合は歯科医院で相談することが大切です。

特に神経の近くまで治療した歯では、しみる症状が出やすい傾向があるため、事前に歯科医師から説明を受けておくと安心です。

「治療したのにしみるのは失敗かも」と不安になる必要はなく、一時的な症状であることが多いと理解しておきましょう。

銀歯をやめるタイミングの見極め方

銀歯をやめるタイミングは、いくつかのサインを目安に判断できます

銀歯を装着してから5年以上経過している、銀歯の周りに違和感や痛みがある、歯茎が黒ずんできた、見た目が気になり始めたといった状態は、交換を検討すべきサインです。

特に銀歯の寿命とされる5〜7年を過ぎた銀歯は、経年劣化で二次虫歯のリスクが高まっているため、症状がなくても一度歯科医院でチェックしてもらうのが望ましいです。

「まだ使えるから」と先延ばしにすると、二次虫歯が進行して大がかりな治療が必要になることもあります。

銀歯に少しでも不安や不満を感じたら、その時が見直しのタイミングと考えて、歯科医院で相談してみてください。

銀歯をやめた後に白い歯を長持ちさせるケア

せっかく銀歯をやめて白い歯に変えても、適切なケアを怠ると寿命が短くなってしまいます。

白い歯を長持ちさせるには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診を組み合わせることが大切です。

ここからは、白い歯を長く美しく保つための3つのケア方法について順番に確認していきましょう。

すぐに取り入れられる習慣ばかりなので、できることから始めてみてください。

毎日の丁寧なブラッシング

白い歯を長持ちさせる基本は、毎日の丁寧なブラッシングです。

セラミックは二次虫歯になりにくい素材ですが、歯との境目にプラークがたまれば虫歯のリスクは残るため、丁寧な歯磨きが欠かせません[2]。

歯ブラシは毛先が柔らかいものを選び、ペンを持つように軽く握って、白い歯の周りを1本ずつ小刻みに磨くようにしてください。

朝起きた直後と就寝前の少なくとも1日2回、各3分程度のブラッシングを習慣にすることで、お口の中の細菌を減らせます。

「白い歯にしたから安心」と油断せず、毎日のケアを続けることが美しい歯を保つコツです。

デンタルフロス・歯間ブラシの併用

歯ブラシだけでは取りきれない汚れを落とすために、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が欠かせません

歯と歯の間や白い歯と歯の境目は歯ブラシだけでは清掃が十分ではないと、厚生労働省の情報サイトでも示されています[3]。

歯と歯の隙間が狭い部分にはデンタルフロス、隙間が広めの部分には歯間ブラシを使い分けると効率的です。

1日1回、夜の歯磨きの後にフロスや歯間ブラシを使う習慣を取り入れるだけで、白い歯の寿命を延ばせます。

慣れると数分で終わる作業なので、ぜひ毎日のケアに加えてみてください。

定期的に歯科検診を受ける

白い歯を長持ちさせるために最も大切なのが、定期的な歯科検診です。

3〜6か月に1回の検診を受けることで、白い歯の状態や噛み合わせをチェックしてもらい、トラブルを早期に発見できます

検診時にプロフェッショナルクリーニングを受ければ、自分では取りきれない汚れもまとめて除去でき、白い歯の美しさを保てます。

「痛くなってから歯医者へ行く」のではなく、「予防のために定期的に通う」スタイルに切り替えることが、白い歯を長く守るポイントです。

定期検診を習慣にすることで、せっかく変えた白い歯を長く美しく使い続けられるでしょう。

銀歯をやめたい人のよくある質問

Q. 今ある銀歯をそのまま白くできますか?

A. 銀歯自体を白く塗ることはできず、白い素材に交換する必要があります

選択肢は保険適用のコンポジットレジンやCAD/CAM冠、自費診療のセラミックやジルコニアなど複数あります。

治療する歯の位置や予算に応じて選べるため、歯科医院で相談してみてください。

Q. 保険で銀歯を白くできますか?

A. はい、保険適用のコンポジットレジンやCAD/CAM冠で白くできる場合があります

ただし適用できる歯の位置や条件に制限があり、すべての銀歯を保険で白くできるわけではありません。

ご自身の歯が対象になるか、歯科医院で確認してみてください。

Q. 銀歯を外すリスクはありますか?

A. 外した時に二次虫歯が見つかる、歯を削る量が増える、治療直後にしみるといった点に注意が必要です

特に二次虫歯が見つかると追加の治療費や期間がかかることがあります。

事前にレントゲン検査で銀歯の下の状態を確認しておくと安心です。

Q. 銀歯を全部やめると費用はいくらかかりますか?

A. 本数と素材によって大きく変わり、保険なら1本1万円前後、自費なら1本数万円〜十数万円が目安です

例えば5本すべてオールセラミックにすると総額50万円程度になることもあります。

予算に応じて、目立つ歯から段階的に交換する方法もあります。

まとめ|銀歯をやめたいなら歯科医師に相談して最適な方法を

銀歯をやめたい理由は、見た目、金属アレルギー、二次虫歯への不安、歯茎の黒ずみ、金属の体への影響など人それぞれです。

今ある銀歯をそのまま白くすることはできず、銀歯を外して新しい白い素材に交換する必要があります。

白い歯に変える方法は、保険適用のコンポジットレジンやCAD/CAM冠、自費診療のハイブリッドセラミック、オールセラミック、e-max、ジルコニアの5つから選べます。

費用は保険なら1本1万円前後、自費なら1本数万円〜十数万円が目安で、本数や素材によって総額が変わります。

銀歯を外す際は、二次虫歯が見つかる、歯を削る量が増える、治療直後にしみるといった注意点を理解しておくことが大切です。

白い歯に変えた後も、丁寧なブラッシング、デンタルフロスの併用、定期検診で長持ちさせるケアを続けていきましょう。

銀歯に不安や不満を感じたら、まずは歯科医師に相談し、ご自身の予算と希望に合った最適な方法を選んでみてください。

参考文献

[1] 厚生労働省 e-ヘルスネット「むし歯」(最終閲覧日:2026年6月24日)

https://kennet.mhlw.go.jp/information/teeth-summaries/h-02.html

[2] 厚生労働省 e-ヘルスネット「プラーク / 歯垢」(最終閲覧日:2026年6月24日)

https://kennet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-031.html

[3] 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯間部清掃(デンタルフロス・歯間ブラシ)」(最終閲覧日:2026年6月24日)

https://kennet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-008.html

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。

お口のケアや治療に関して気になる症状がある場合は、必ず歯科医師にご相談ください。

※費用・効果・症状の現れ方には個人差がございます。

※掲載している費用は一般的な相場であり、歯科医院によって料金が異なります。